卒業式は厳粛な式典ですから、服装もマナーをきちんと守ったものを身に着けていきたいですよね。
例えば子供の卒業式に母親がする服装は、とても気を遣ってしまうものです。
基本的に卒業式はダークスーツを身に着けていくことがマナーとなりますが、そんな時に多くの方が使うのが、胸元につけるコサージュです。 では、そんなコサージュ、卒業式に色など守るべきマナーはあるのでしょうか?
また、同時に「選び方のコツ」もチェックしておきたいですね。
コサージュ☆卒業式の色の決まり
コサージュで卒業式の色に適しているのは、実は特に決まりはありません。
お好みの色、あるいはスーツに合う色を選んで身に着けていくことが基本になります。
ただし、1つ注意しなければならないのは、「黒」という色だけは避けるべきであるという点です。
黒という色は喪を表していますので、卒業式の場にはふさわしくないのです。
卒業式にコサージュを使用する意味は、この式典はダークスーツで出席するため、どうしても会場の雰囲気が暗くなりがちです。
そこで、コサージュで華やかさをプラスしようといった考えがあるのですね。
そんな意味を考慮しても、やはり暗いイメージの黒を合せるのは不適切と考えられるでしょう。
できるだけ明るく華やかな色のコサージュを身に着けて訪れるようにしましょう。
ただし、いくら華やかな色が良いとはいっても、あきらかにスーツとは不釣り合いな派手過ぎるものも避けた方が無難です。
濃い色でラメなどでギラギラしているようなタイプは、スーツと合わせると、とたんに下品な印象になってしまうこともあります。
こういったものは、ドレスなどを身に着ける場面では活用できるかもしれませんが、スーツの際には、もう少し控え目な色、デザインのものを選んでおいた方が安心ですね。
コサージュ☆卒業式の色でオススメ
では、そんなコサージュ、卒業式の色で特にオススメなものをピックアップしてみましょう。
まず合わせやすくておすすめなのが、淡いピンクやイエローといった色です。
適度な華やかさが演出でき、しかもダークなカラーのスーツにもよくマッチします。
上品な印象を楽しめるのも嬉しいですね。
卒業式には黒のスーツを身に着ける方も多いので、そういった黒のスーツには、ピンクやイエロー系の色がとてもよく合います。
大きすぎず、適度に胸元を華やかにしてくれるものを選んでみましょう。
それから、卒業式にはスーツはベージュやグレーを選ぶ、という方もいます。
特にベージュの場合、淡いイエローだとコサージュが引き立たないので、合わせる色を考える必要があります。
この場合は、シルバーなどを合わせると、キレイにマッチしますね。
ただし、グレーの場合はシルバーだと引き立ちません。
この場合は、ゴールド、あるいはピンクや淡い水色などを合わせるのがおすすめです。
同色系になってしまうと、イマイチな印象になるので、身に着けるスーツの色に合わせて、ピッタリなコサージュ選びをしていきましょう。
コサージュ☆卒業式の色以外のマナーと選び方
コサージュは卒業式に色以外にも守るべきマナーがあります。
まず、派手になり過ぎないことが大切です。
控え目で上品なデザインのものを選んでください。
それから、コサージュを付ける位置ですが、これは襟の部分になります。
おかしな場所につけていると、とても恥ずかしい思いをすることになるので注意しましょう。
特にオススメなのは、左側の鎖骨部分の襟です。
胸元よりも上に付けることで、よりキレイにスーツを着こなすことができます。
それから、選び方のコツですが、あまりにも派手過ぎるものは、かえっておばさん臭くなる恐れもあります。
例えば可愛らしいコロンとした形のローズのコサージュなどは、年代を問わず使えて、オシャレな雰囲気にもなるのでおすすめです。
特に絶対的な決まりというのはありませんが、こういった場面こそ「さすがの着こなし」と思ってもらえるような、素敵なスーツの着こなしを披露したいものです。 そんな時、コサージュの選び方や付け方は大きなポイントになりますね。
まとめ
コサージュは卒業式の色や付け方、選び方などに大きなルールはないものの、だからこそセンスを問われるものであるとも言えます。 ちょっとした「飾り」だからと、甘く見てしまいがちですが、そんな細かい部分にまでこだわってこそ、センスの良い素敵なママになるのです。 じっくり比較・検討して、卒業式の場面にぴったりなコサージュを厳選しましょう。