書初めの筆の選び方☆どんな点に注意すればキレイに書ける?

日本には古き良き習慣が多数あります。
中でも新春の書初めは、気の引き締まる思いがしますよね。
大勢の子供たちが毎年参加し、その伝統的なイベントを楽しんでいます。

そんな書初めですが、1年に1度の行事なので、筆を選ぶ際にどんなポイントに気を付けるべきか、分からないという方も多いのではないでしょうか? そこで、気になる筆の選び方のポイントを紹介します。

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書初めの筆の選び方☆サイズをチェック!

書初めの筆の選び方で、まずチェックしたいのはサイズです。
筆にサイズがあるということ自体、あまり知らない人も多いかもしれません。
一般的には名前を書く小筆と、セットで販売される標準サイズの筆が知られていて、あとは大きな字を書く時に使う、かなり大きなサイズの筆をイメージするくらいですよね。

ですが、実はそんな筆にも色々なサイズがあり、これにこだわった選び方をすることで、書初めの作品にも変化が出てきます。
サイズに関してはメーカーごとに多少の違いがありますが、筆の柄の部分の直径で号数が決められる、という仕組みになっています。

このサイズの選び方は、書きたい文字を考えてから、選ぶという方法が良いでしょう。
例えば半紙に対して1列に大きな文字を書く場合と、2列に小さな文字を書く場合とではサイズが違ってきます。
大きな字を1文字か2文字程度、1列に書くなら太めのサイズを選びます。
逆に小さな文字をたくさん書くなら細めの方がキレイに収まりますね。

基本的に子どもの書初めなどでよく利用されるのは6号、7号サイズというものです。
こちらはどこでも手に入れやすいですし、掻きやすい太さなので、初心者であれば7号サイズを選べば間違いないと言えるでしょう。

書初めの筆☆さらにこだわるなら?

書初めの筆は、サイズだけ選んで後は適当に安いものを購入しておけば良い、と考える方もいらっしゃるでしょう。
確かに、初心者の方が軽く練習するということでは、とりあえず安いもので指を慣らすという方法もありますね。
ですが、より筆にこだわることで書きやすくなり、「これ!」という作品を作り出しやすくなる可能性もあります。

そんなこだわった選び方で注目するのは、毛の種類です。
筆には様々な毛が使われており、一般的に初心者に選ばれるのは、兼ごう筆と呼ばれるものです。
これは馬、やぎ、タヌキなどの毛を混ぜて作られたもので、硬さがほどよく、初心者でも使いやすいというのが特徴です。

それから柔らかい筆を望むなら、羊毛筆を選ぶと良いでしょう。
これはヤギの毛が用いられており、白っぽい筆になっています。

また、逆に硬めの筆を選びたいというのであれば、剛毛筆があります。
これにはイタチや馬、狸などの毛が使われ、硬さがあり、茶色っぽい色をしています。

柔らかければ良い、硬ければ良いというものではなく、それぞれの好みに合わせて、使いやすいものにこだわって選ぶことが大切ですね!

書初め☆セットで購入すれば便利!

書初めの筆の選び方に悩んでいるのであれば、あらかじめ全てセットになった商品を購入してしまうという方法もあります。
書初めセットには、筆や墨汁など、必要となるものが揃っています。
価格帯は2,000円〜4,000程度のものが多く、筆の質や内容の充実度によっても変わってきます。
ですが、あれこで自分で思い悩んで決めるのが難しいなら、こういう選び方もアリですね!

筆に名前を入れてくれるサービスが付いたところなどもあり、とても便利です。
中には初心者の書初めに崖線入りの下敷きが付いたものもあります。
こういったものなら、バランスの良い作品を作りやすいですね。

書道セットまでいかなくても、書初めのための道具を簡単に揃えておきたいというのであれば、筆以外にも必要なものが揃った書初めセットを選んでみてください。

まとめ

書初めは緊張するイベントですが、筆の選び方で作品の味わいが変わってくることを考えると、なかなか面白いイベントであるとも感じられますよね。 色々な筆があるということは、実は意外と知らない人も多いのではないでしょうか?
この機会に選び方にこだわって、しっくりくる筆を探してみるのも素敵ですね!

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