お月見になると、キレイな満月のお月様にお供えをするという風習がありますよね。中でも外せないのが、月見団子です。ですが、お月見の団子というと山のように盛り付けて飾るのが定番。となると、食べる人数が少ない家庭では、どうしても余らせてしまったりするものですよね。
では、この月見団子を日持ちさせるのに良い保存方法はあるのでしょうか?そんな方法について調べてみました。
月見団子はどのくらい日持ちする?
上新粉などを丸めて作られた月見団子。これがどの程度、日持ちするのかというのは非常に気になるポイントですよね。
一般的には、もち米から作られたお餅よりも、団子の方が日持ちするという考えがあります。ですが、やはり月見団子も生菓子なので、あまり長くは持たないと考えた方が良いでしょう。
和菓子屋さんなどで販売されている月見団子の多くは、「本日中にお召し上がりください」と書いてあります。もしどうしても食べきれず、翌日に食べることになっても、大きな問題はありません。ですが、翌日に食べると少し硬くなり、風味が損なわれた感じになってしまいますね。
これがさらに日を重ねるにつれて、どんどん硬さを増し、どうしても美味しくいただくことができなくなってきます。気温や保存方法によってはカビが生える恐れもありますので、こうなると、もう食べない方が良いですね。
また、月見団子を手作りして楽しむという方もいらっしゃるでしょう。では、手作りの月見団子はどのくらい日持ちするのでしょうか?
これに関しては、できるだけすぐに、当日中に食べるのがオススメです。なぜなら、手作りの場合は衛生面の管理がお店ほどしっかりしていない分、雑菌等が付着している可能性が高いからです。市販品以上に注意して、早めにいただいてしまいましょう。
月見団子を日持ちさせる保存方法
イマイチ日持ちしないと言われる月見団子ですが、それでも食べきれないという時には、少しでも長く日持ちさせる保存方法があります。それが、冷凍保存するという方法です。
まず、まだ新しくて柔らかいうちに、月見団子をラップで包みます。そして、できるだけ空気を抜くようにしながらアルミホイルを巻き、さらに冷凍保存バッグに入れてチャックを閉め、冷凍します。
食べる時には、冷凍庫から出して室温で30分程度、自然解凍すれば出来上がりです。こうすれば柔らかいままで、出来立てとほぼ変わらない美味しさを満喫できてしまいます。空気が入ると味が損なわれたりするので注意しましょう。
ちなみに、月見団子が余ったからと言って冷蔵庫にしまうのはやめましょう。冷蔵庫ではカチカチになって美味しくなくなります。
月見団子☆日持ちしないからリメイク!
日持ちしない月見団子ですが、その日のうちに食べてしまうと言っても、どうしても飽きてしまいますよね。そこで、翌日にはうまくリメイクして、飽きずに美味しくいただいてしまうという方法もあります。保存方法とリメイクとを併せて実践していけば、無駄にする心配もありませんね。
例えば月見団子を焼いてしまうという方法。フライパンにクッキングシートを乗せて、その上に団子を乗せ、こんがり焼いていきます。餡子が入っていないものなら、醤油をかけると香ばしく、美味しくいただけます。少しくらい硬くなっていても、焼いてしまうなら大丈夫ですね!
それから、残った月見団子にゴマをまぶして油で揚げるという方法もあります。こんがり揚げると、ゴマ団子になって、また違った美味しさを実感できてしまいます。
こういうレシピを試してみると、逆に「余らせてしまおうかな?」と思ってしまう方も出てくるかもしれません。そのくらい美味しく変身するので、試してみる価値はありますね。
まとめ
ついつい作り過ぎたり、買い込み過ぎたりする月見団子。日持ちしない生の和菓子ではありますが、工夫次第で長く楽しむことは十分に可能です。保存方法やリメイク方法など、イロイロ試して、せっかくのお月見気分を長く満喫してしまいましょう!