秋になると美味しい野菜の1つに、さつまいもがありますよね。
そして、このさつまいもを使った定番スイーツと言えば大学芋です。
だけど、このネーミング、「一体なんで大学なの?」なんて疑問を感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
そこで、そんな大学芋の由来や、気になるカロリー・栄養価、冷凍保存可能かどうか、といった疑問についての答えをまとめてみました。
大学芋の由来とは?
そもそも大学芋の由来はどのようなもので、なぜこんなネーミングになったのか・・・
とっても気になりますよね。
実はこれには、いくつかの説があります。
まず1つ目は、昭和初期に帝国大学の学生が、学費を稼ぐために作って販売したのがこの芋であり、それが名前の由来となっているという説です。 それから2つ目に、帝国大学の赤門の前には、三河屋というふかし芋を販売するお店がありました。
このお店が大正初期に芋に蜜を絡めたものを販売し、大学生の間で大人気となったから、ということです。
さらに3つ目を挙げれば、明治時代、東京の神田と言われるところで、学生がこの芋のお菓子を好んで食べたことから、という説もあります。
とにかく、学生が流行を発信した、というところがこれらの説に共通しているポイントです。
そのために、「大学芋」なんていう不思議なネーミングになったのですね。
さつまいもに蜜を絡めた似たような食べ物には、中国の中華ポテトなどがあります。
日本での大学芋は、この中華ポテトを真似て作ったのが始まりではないかという説もあります。
大学芋の起源というのは、実は非常に難しく、本当のところはどれが正しいのか、という答えは分かりません。
ですが、とにかく学生が絡んで流行した芋のお菓子、ということは確かなようです。
大学芋のカロリーや栄養は?
学生の間で大流行した大学芋。
ですが、イマドキの若い世代が食べるなら、やっぱり気になるのはカロリーや栄養ですよね。
ダイエット、美容、健康などの面でどうなのか、ということを知っておきたいものです。
一見すると大学芋は「さつまいもだし、甘い蜜を絡めているから高カロリーでは?」という印象があるでしょう。
ですがカロリーは100gあたり231kcal。
市販のお菓子などと比べると、意外と低めなのです。
しかも大学芋はお腹に溜まりやすいので、100g食べるのは、けっこうキツイものです。
一般的な量の小鉢1杯分程度なら、184kcal程度となります。
理想的な間食は、1日の総摂取カロリーの1/10程度が良いと言われているので、180kcalはベストなカロリーと言えるでしょう。
そんな大学芋には、ビタミンEやビタミンK、食物繊維などもたっぷり含まれています。
ビタミンEは抗酸化力を発揮してアンチエイジングに役立つ栄養素ですね。
ビタミンKは血液が固まるのを調整してくれたり、骨を丈夫にするのにも役立ちます。
食物繊維は、整腸作用があり、頑固な便秘に対策していくために効果的です。
このように嬉しい栄養をしっかり含んでおり、しかもカロリーも意外と低めな大学芋。
ぜひ、昔の学生の間で流行したように、イマドキの健康志向な若者の間でも流行らせていきたくなりますね。
大学芋は冷凍可能?
美味しくて栄養も満点な大学芋ですが、手作りするとつい、作り過ぎてしまうことがあります。
1度に食べると、さすがに太る原因になりますので、ある程度食べて残りは保存しておきたいですね。
そこで気になるのが、大学芋は冷凍可能かどうかという点です。
冷凍すると風味が変わってしまう食品などもありますが、大学芋はどうでしょうか?
実は、これは冷凍も可能で、解凍後にも美味しくいただけてしまうのです。
方法はとても簡単で、調理した大学芋を1つずつラップに包んで、冷凍保存バッグに入れて保存すると良いですね。
あるいは、おかずカップに1食分ずつ入れてラップで包み、冷凍しておくという方法もあります。
こうしておくと、お弁当のおかずとしても重宝します。
そんな大学芋、冷凍した場合は解凍方法についても気になるところですね。
解凍方法も簡単で、なんと自然解凍で良いのです。
つまり、無理に加熱する必要もないので、食べたい時は冷蔵庫や常温に出しておくだけでOKというわけです。
大学芋は、色々な意味で優秀で便利な食べ物ですね。
まとめ
大学芋は由来やカロリー、栄養、冷凍方法などを知ると、ますます親しみが湧き、どんどん食べたくなってしまうお料理ですよね。
ぜひ市販のスナック菓子中心の間食をやめて、作り方も簡単で栄養満点な大学芋をおやつにする健康法を始めてみましょう!