えんどう豆と大豆の違いとは?栄養面ではどちらの方が優れている?

春から初夏にかけては、豆類が美味しい季節ですよね。
ですが、そんな豆類にはいろいろな種類があり、どんな違いがあるのか気になってしまうこともありますね。

例えばえんどう豆と大豆の違いは、どんなところにあるのでしょうか?
栄養面で、特に優れていると言えるのはどちらなのでしょうか?

そこで、そんなえんどう豆と大豆の違いを紹介していきます。

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えんどう豆と大豆の違いとは?

えんどう豆と大豆の違いですが、これはそもそも、種類が全く違っています。
どちらも豆類なので、同じ品種の完熟具合の違いだけではないのかと考える方もいるかもしれません。
ですが、えんどう豆と大豆とでは、そもそもの種類からして、全く違っているのです。

植物学的に見ると、えんどう豆は「マメ科エンドウ属」であり、大豆は「マメ科ダイズ属」となります。

元々の植物を見てみると、えんどう豆はうすいエンドウなどが代表的で、丸くコロコロとした豆になりますね。
グリーンピースなども、えんどう豆の一種になります。

ですが、大豆の元となっているのは、枝豆です。
枝豆は、このマメ科ダイズ族の豆を早い段階で収穫したものであり、熟したものが大豆となります。

このように、豆の種類がえんどう豆と大豆とでは、全く異なっているのです。
豆の中には同じ種類なのに収穫時期によって呼び方が違うものなどもあるのですが、えんどう豆と大豆の違いに関しては、そういったものではなく、そもそもが別の種類、ということになりますね。

えんどう豆と大豆の違い☆栄養面では?

えんどう豆と大豆の違いは、そもそもの種類ですから、もちろん栄養面でも違いがあります。

えんどう豆には、ビタミンB1やB2といった栄養素が豊富に含まれており、疲労回復などに大変役立ってくれます。
また、粘膜の健康に役立つナイアシンも豊富です。

それから、他には葉酸やパントテン酸などの栄養素もたっぷりで、美容と健康を支えるのに役立ってくれます。
カルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラルもたっぷり含まれているので、現代人に不足しがちなビタミンとミネラルを効果的に補給できる魅力的な食材であると言えるでしょう。

また、カロテノイドの一種、β-カロテンも豊富に含まれ、抗酸化作用を発揮してくれますので、アンチエイジングの観点からも役立つことが分かります。

これに対して大豆は特にタンパク質が豊富な豆です。
畑の肉とも呼ばれ、質の良いタンパク質をたっぷり摂取することができます。

他にもビタミンA、ビタミンB1とB2なども含まれており、さらには大豆レシチンや大豆イソフラボン、大豆サポニンなど、独特な栄養を豊富に含んでいることでも知られています。

このように、同じ豆類でもえんどう豆と枝豆は栄養面でも大きく異なっていることが分かります。
どちらが良いとは言い切れず、どちらもそれぞれに嬉しい効果が期待できるものですので、バランスよく摂り入れるのがベストと言えるでしょう。

えんどう豆と大豆の違い☆食べ方は?

えんどう豆と大豆の違いは食べ方にもあります。
大豆の場合は、納豆や豆腐、きなこなど、幅広く加工されて食べられていますね。
もちろん、火を通した大豆をそのまま煮込んで食べる料理もありますが、豆類のように茹でてサヤから取り出してそのまま食べる、という食べ方は、あまりしませんよね。

これに対してえんどう豆は、サヤから取り出した豆を卵とじにしたり、あるいは豆ごはんにしたり、といった食べ方が主流です。
大豆のように、加工食品にされることは少ないですね。

このように、えんどう豆と大豆は、風味や栄養価など、その特徴に合わせて、食べ方も違いがあります。
それぞれの魅力を最大限に引き出せる食べ方を、古くから多くの人々が考えた結果なのでしょう。

まとめ

えんどう豆と大豆は違いが大変大きく、そもそもの種類が全くの別物です。
同じ豆類でも、豆というのは大変奥が深いものであることが分かりますね。
旬を迎えておいしくなっている豆類。
特にビタミンやミネラルが豊富なえんどう豆は、今のうちにたっぷりいただいておきましょう!

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