おでんの語源や歴史について知ろう!美味しいおでんの作り方もご紹介

おでん 語源

寒い時期に食べたくなるのがおでんですよね!
この時期になるとコンビニをはじめ、様々な所でおでんが販売されます。
ちなみに皆さんはおでんの語源や歴史についてご存じでしょうか?
実はこのおでんというのは、とても長い歴史を持っているのです。

そこで今回はおでんの語源や歴史、そして美味しい作り方をご紹介していきたいと思います。
皆に馴染みのあるおでんについてぜひ知っていってくださいね!

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おでんの語源はどこからきたのか?

そもそもおでんの語源とはどのようなものなのでしょうか?
これは元々は「田楽が入った煮込み料理」という意味があるのです。
この田楽の「でん」に女性語の「お」を付けて、「おでん」と呼ぶようになりました。

本来田楽は豆腐料理とされてきました。
これは室町時代に豆腐に味噌を塗って竹串で刺した料理が流行り、その姿が田楽法師たちの田楽踊りのように見えることから田楽と呼ばれていました。
そして時代が進むにつれて、焼いたコンニャクに味噌を付けたものを田楽と呼ぶようになっていったのです。

ちなみに田楽踊りの由来となったのは、もともと田楽は田植えの前のお祈りの一環として行われた田遊びからです。
これは五穀豊穣を願い、お百姓さんをねぎらうためのもので、朝鮮半島から伝わったとされています。
平安時代には田楽法師という職業もあったそうです。
この踊りが行われた様子は数多くの記録に残されており、まさに伝統的なものだったようです。
そして時代が進み、次第に廃れていき、そのまま消滅したとされています。

このようにおでんという言葉には深い語源があります。
また田楽にも様々な意味が込められていたというのは驚きですよね!

今までのおでんの歴史をご紹介いたします!

さて、そんなおでんですが、田楽が由来ということもあり歴史も長いです。

まず平安時代の頃。
先ほどにあったように田楽におを付けたのがおでんの由来です。
その豆腐田楽は平安時代から記録がありました。
この頃は、豆腐を祭礼後に拍子木形に切って竹串に刺して焼いていきました。そしてそこに塩を振って食べていたのです。
なのでこの頃は味噌を付けたりする習慣がありませんでした。

そして室町時代の頃。
この頃には調理の幅が格段に広がったとされています。
様々な料理の形が作られて行く中で、味噌を調味料として使用するようにもなりました。
そしてここから味噌を塗って焼いた豆腐田楽というのが出てきます。
またこの頃には、練り物も作り始められていました。
とある記録を紐解くと、かまぼこを作ったとされる記録が記されています。

そして江戸時代の頃。
江戸時代では徳川幕府が治めていた時代となり、平和な時代を迎えていました。
そんな中、大坂では商業が特に栄えていました。
その中で食べ物が徐々に発展していき、おでんも進化を遂げていたのです。
まずは上方の方でコンニャクを昆布だしで煮込み、味噌を付けて食べるという習慣ができました。
この頃から焼かない田楽というのも登場してきていましたが、今のおでんのように汁に味は付いていなかったとされています。
ですがこの頃から徐々に今のおでんの形ができていたとされています。

そしてさらに時代は進んで明治時代の頃。
この頃に創業した東京にある「呑喜」にて、鉄鍋でおでんを汁気たっぷりに煮込んで販売されるようになりました。
当時このおでんにかなりの人気が出て、学校の帰りに食べたりする学生も多かったようです。
この汁気たっぷりのおでんは東京が発祥の地でしたが、大正時代になるとそれが関西に伝わりました。
そして関西風にアレンジされて、関西のおでんというものができたのです。
こうすることによっておでんが全国的に広がっていきました。

そして昭和になり、今のおでんへと形を遂げていきました。
今では居酒屋や屋台の定番メニューとなっているおでんですが、実はこんなに長い歴史があったのです。
そう思うとまさに日本が誇る伝統的な料理ですね!

おでんを自宅でも簡単に作りたい!その作り方は?

お店で食べるおでんも美味しいですが、やはり自宅でも美味しく食べたいものですよね!
そこで最後においしいおでんの作り方をご紹介していきたいと思います。

まず美味しいおでんを作るにはいくつかのコツがあります。
煮る順番であったり、火加減であったり、蓋をするタイミングであったりと、実はかなり奥が深いものです。
まず煮る順番に関しては、最初に煮えにくいものや味のしみ込みにくいものから入れていきます。
そして火加減はとにかく弱火でじっくり煮ていくことが重要です。
また煮ている時に鍋に蓋をすると思いますが、完全に蓋をすると沸騰しやすくなり煮崩れしてしまうので、必ずずらして蓋をしましょう。
そしておでんに欠かせないはんぺんは食べる直前に入れるのがポイントです。
このように美味しいおでんには様々なポイントがあります。
ぜひこれらをチェックしながら作ってみてくださいね!

そして美味しいおでんに欠かせないのが美味しい出汁ですよね!
美味しい出汁の作り方もご紹介いたします。
まず昆布を使った出汁の場合は、水を2200ml、昆布を1枚、かつお節を50g用意します。
昆布に数カ所切れ目を入れたら、鍋に水と昆布を入れて火を付けます。
そしてもうすぐ沸騰しそうという時に昆布を取り出しましょう。
そしてかつお節を入れて完全に沈んだらしっかりと漉していきましょう。

そして味付けをしていきます。
関東風に濃厚な味付けにしたい場合は、だし汁を2000mlと醤油100mlとみりんを60mlほどで味付けをします。
一方関西風に薄めに味付けをしたい場合は、だし汁を2000mlと薄口の醤油を30ml、酒を大さじ1、砂糖を25ml、塩を小さじ2ほど入れて味付けをします。

これで自宅でも簡単に美味しいおでんを作ることが出来ます。
ぜひこれらを試してみてくださいね!

まとめ

普段馴染みのあるおでんには私たちが知らない歴史がたくさんあります。
日本ならではの伝統料理でもあるので、これからも大切にしていきたいですね!
ぜひ皆さんも自宅やお店でおでんを楽しんでいってください!

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