ひな祭りの縁起物の1つと言えば、菱餅ですよね。
そんな菱餅、色の順番が決まっていることに気付いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
では、具体的にはどんな順番で、これがどんな意味を持ってるのか、気になるところですよね。
また、3色になった菱餅をどう食べるのか、正しい食べ方も知っておきたいところです。
そこで、そんな菱餅に関して詳しく調べてみました!
菱餅の色の順番
まずは菱餅の色の順番をチェックしてみましょう。
基本的に、菱餅は新緑を示す緑、雪の白や清浄を表す白、魔除けとなる桃の花を示すピンク色の3色でできています。
3つの色のそれぞれに意味が込められているというのは素敵ですね。
そんな菱餅の色の順番ですが、これは下から緑・白・ピンク色の順が基本となっています。
白は雪を示すものですから、雪の下で新緑が芽吹き、雪の上では桃の花が咲いているという風景を示していると言われています。
これはまさに、日本の春の風景ですよね。
菱餅の色の順番に、そんな素敵な意味が込められているなんて、驚きですね!
それから、実は菱餅はこのようなパターン以外にももう1つ、色の順番があります。
それは下から白・緑・ピンク色という順番になるものです。
これは、新緑が芽吹き、雪の上に出てきている春の訪れを示しているのです。
このように、菱餅の色の順番には、実はとても深くて素敵な意味が込められているのですね。
ちなみに、地域によっては2色・5色・7色の菱餅というところもあります。
7色の菱餅なんて、素敵ですよね。
菱餅の食べ方の基本
ひな祭りに大きな意味を持っている菱餅。
では、食べ方はどんな風にすれば良いのか、というのも気になるところですね。
せっかくの縁起物ですから、正しい食べ方をしたいところです。
まず菱餅の食べ方ですが、こちらは3月3日を過ぎればさっさと片付けます。
いつまでも長々と飾っておくべきものではありません。
また、「縁起物なのに食べても良いのか」と感じる方もいるかもしれませんが、これはもちろん、食べてください。
菱餅は鏡餅と同様、みんなでいただくことにこそ意味があると考えます。
切り分けて家族で美味しくいただきましょう。
切り分ける際には、色の切り目に包丁を入れるとキレイに3枚に分けることができます。
過度を取って食べれば円満になるという意味が込められている菱餅は、切り分けるのもOKなので、食べやすく切りましょう。
菱餅のひし形という形は、厄除けの効果があるとも言われています。
この角をちぎるようにして、丸くなるようにしながら食べていくと、健康に過ごせるとも言われています。
また、角を取っていくことで丸く生きることができるという節もあります。
人間関係で悩まされないようにという願いも込められた縁起物なので、角を取りながら美味しくいただきましょう。
菱餅の食べ方☆調理方法は?
菱餅の食べ方で調理の方法ですが、これは基本的には生餅ですので、加熱して食べることになります。
カチカチに固まった状態でお雛様にお供えしているものなので、加熱せずにかぶりつくのは難しいですよね。
もし何も包装していない昔ながらの菱餅をお供えしてあった場合には、どうしてもカチカチになってしまいます。
そんなカチカチ状態の菱餅は、揚げてあられのようにして食べれば美味しくいただくことができます。
ただし、長く置いてあったのなら、カビなどが生えていないかどうかよく確認してから食べましょう。
現代では真空パックになった便利なタイプの菱餅を利用する方も多いですね。
こういったタイプの場合は、新鮮な状態で保存できるので、お供えの後でも色々な食べ方をすることが可能です。
例えばお雑煮に入れたり、醤油をかけたり、きなこやあんこでいただいても良いですね。
ケチャプとチーズをかけて焼いても美味しくいいただけます。
菱餅の食べ方では、調理方法には特に決まりがありませんので、お好みの味を楽しみましょう。
まとめ
菱餅の色の順番には素敵な意味が込められているということが分かりました。
食べ方は基本的には自由ですが、そんな込められた意味を噛みしめながら、美味しく角を取りながら美味しくいただきたいですね。
ひな祭りの定番である菱餅には、実はとても深い意味が込められているのですね。