節分には豆をまいて邪気を払うというのが定番となっています。
この豆まきの豆、どんな作り方で作られているのか、意外と知らない人が多いですね。
それに、豆まきの豆には栄養があるのかどうか、食べると何か効果や効能が期待できるのかどうか・・・
など気になる点も多数あります。
そこで、この豆の作り方と、栄養や期待できる効果、さらには女性が気になるカロリーについても、調べてみました。
豆まきの豆☆作り方とは？
豆まきの豆の正体は、大豆です。
では生の大豆をそのまま使っているのかと言えば、そういうわけでもありません。
生の大豆だと、固くて食べることもできませんよね。
豆まきの豆の作り方は、乾燥した大豆を、まず一晩ほど水に浸して柔らかくし、これをザルにあげて乾かします。
そしてオーブンの天板に重ならないように並べて、150度の低温で90分間程度、じっくりと焼いていくという方法になります。
作り方というほどでもなく、大豆を加熱するだけの簡単なものですね。
市販もされていますが、家庭で気軽に作れてしまいます。
ただし、水に浸すのを忘れるとなかなか、柔らかくなりません。
また、仕上がりに湿ったところがあると美味しくないので、乾燥させるためにレンジでチンしても良いでしょう。
このように大豆に火を通したものを豆まきの豆としているのには理由があります。
それは、生の大豆は種子ですから、芽が出る可能性があるためですね。
邪気を払うために用いられる豆は、そこから芽が出ると縁起が悪いということで、芽が出ないように加熱したものが用いられるようになっています。
加熱することで気軽に食べられるお菓子のようになるのも大きな魅力ですね。
豆まきの豆☆栄養は？
大豆を炒る、というシンプルな作り方で作られる豆まきの豆。
これには、実は栄養素がぎゅっと凝縮されています。
昔から豆まきの豆は、まいた後、年齢の数だけ食べるといった習わしがありますよね。
これには、大豆が持つ栄養をしっかり摂り入れるという意味もあるようです。
大豆には様々な栄養が含まれますが、特に注目したいのがタンパク質です。
畑の肉とも呼ばれるほどタンパク質が多く含まれ、必須アミノ酸を摂取するのにもピッタリです。
さらに美容にも嬉しいビタミン類も豊富で、ビタミンEやB1、B2なども含まれています。
これらは代謝を高める効果も期待できるので、ダイエット面でも注目ですね。
また、食物繊維もたっぷり含まれているので、便秘に悩まされる方にとっても魅力的です。
さらには現代人に不足しがちなミネラル、カルシウムもしっかり含まれています。
他にもマグネシウムやカリウムなどのミネラルが豊富で、豆まきの豆をポリポリ食べているだけで、かなり栄養不足を解消できるということが分かりますね。 節分の豆だけで済ませるのはもったいないので、普段のおやつにしても良いかもしれません。
豆まきの豆☆カロリーは？
様々な栄養が凝縮された豆まきの豆ですが、栄養価が高いということはカロリーも高いのではないか、と不安を感じる方も多いでしょう。 ですが、実はこの豆はただの大豆であり、特に砂糖などが加えられておらず、しかも脂質なども少ないため、意外と低カロリーです。 スナック菓子などは油で揚げたりしますが、豆まきの豆の作り方は、炒るという方法なので、その点もカロリーが低い理由の1つですね。
この豆は、100gあたりのカロリーが400キロカロリー程度です。
大豆を100gも食べるのは大変ですから、年齢の数だけ食べる程度なら、かなり低カロリーで済ませることができるでしょう。
しかも食物繊維たっぷりなので、満腹感も得られやすく、ダイエット中のおやつにぴったりです。
さらに嬉しいことに、豆まきの豆には大豆サポニンやビタミンB1が含まれ、これらが脂肪と糖を効率よく燃焼してくれます。
つまり、カロリーが低いというだけではなく、体脂肪の蓄積を抑えて太りにくくしてくれる効果も期待できるというわけです。
また、栄養価が高いことから、ダイエット中に不足しがちなビタミンやミネラルを補給して、代謝を高める効果も期待できます。
ダイエット中にありがちな「栄養不足でお肌がボロボロ」なんて事態を防ぐのにも役立つのです。
豆まきの豆は、ダイエット中の方もぜひ、摂取していきたい優秀な食品ですね。
まとめ
豆まきの豆は作り方も意外と簡単ですし、手作りすれば食べるのも安心ですね。
栄養価が高く、しかも低カロリーな大豆は、美容食と言っても過言ではありません。
「子供の頃には喜んで食べたのに、最近は豆まきに使うだけ」という方は、もったいない話です。
ぜひ、今年はしっかり豆を食べて、その効果・効能を実感してみましょう！
