中耳炎の薬☆市販のもので子供でも使用できる安全で効果的なのは?

子供によくある病気の1つと言えば、中耳炎ですよね。
慢性的な症状であったり、何度も繰り返してしまうために、病院通いを続けているという方も多いでしょう。

ですが、病院に何度も通うのは、なかなか大変です。
できることなら家庭でケアできる市販薬を使用したいと考えている方も多いのではないでしょうか?

そこで、中耳炎の薬で市販されており、子供にも安心して使えるものを紹介していきます。

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中耳炎の薬☆市販の点耳薬パピナリン

中耳炎の薬で市販されており、子供でも使用できる点耳薬と言えばパピナリンです。
点耳薬というのは、点眼薬や点鼻薬と同じで、耳に直接使用するお薬というわけですね。

この薬には、フェノールやアミノ安息香酸エチル、プロカイン塩酸塩、アクリール水和物、ホモスルファミンといった成分が配合されています。
この中でアミノ安息香酸エチルやプロカイン塩酸塩は痛みを和らげる働きをし、アクリノール水和物やホモスルファミンは殺菌作用により中耳炎の症状を緩和するのに役立ちます。

ちなみに、こちらのお薬は子供に使用する場合、7歳以上が目安と考えられます。
あまり小さい子供の中耳炎の対策には不向きと言えますね。

それから、子供に使用する場合には、脱脂綿を小さく巻いて薬液を少し浸した状態で、耳の入り口に軽く塗布する程度にします。
これで痛みが緩和され、また殺菌効果が期待できるので、応急処置にはなるということです。

ただし、注意しなければならないのは、この方法はあくまでも応急処置であるという点です。
この市販薬は抗成物質ではありませんので、中耳炎を根本から治療することにはなりません。
そのため、痛みや症状の軽減には使用できても、放っておくと悪化させてしまう恐れがあるのです。

一時的に症状が改善されたとしても、時間のある時に必ず、病院を受診して治療を受けましょう。

中耳炎の薬☆市販の鎮痛剤

中耳炎の薬で市販されている、根本的な治療が可能なものは、今のところ無さそうです。
そこで応急処置として他に使用できるものが無いか探してみたところ、どうやら市販の鎮痛剤なら、痛みの軽減には役立てることができますね。

鎮痛剤と言っても、もちろん大人と同じものを使用するのではありません。
市販薬で、小児用バファリンというお薬が販売されていますので、これを痛み止めとして使用してみてください。

小児用バファリンに使用されているのは、アセトアミノフェンという安全性の高い成分ですので、子供にも安心です。

ただし、こちらも3歳未満の子供には使用できないので注意しましょう。

3歳未満の子供が中耳炎で痛みが辛く、機嫌が悪い時には、パブロン座薬というものがあります。
こちらは1歳から使用できますので、試してみましょう。

これらの痛み止めによる対処は、あくまでも応急処置です。
病院が休みで受診できないなど、どうしても病院に行くのが難しい場合に使用しましょう。

中耳炎の薬☆市販に頼らず応急処置

中耳炎の薬で市販のものは、やっぱり不安があるという方も多いでしょう。
そこで、そんな時におすすめなのが、薬を用いない応急処置です。
痛みの軽減や症状の緩和は、薬がなければ不可能というわけではありません。

まず中耳炎の症状を感じた時には、横になると痛みが強くなる傾向があるので、できるだけ座らせる、あるいは立たせてあげます。
寝転がると、血流が頭の方に流れやすくなるため、余計に鼓膜が圧迫されて痛みが強くなるのです。
これを防ぐために、できるだけ立たせてあげることが大切なのですね。

それから、耳の周囲を冷やしてあげることも大切です。
冷やすことで血管が細くなると、痛みが多少は軽減されます。

特に夏場は室内が暑いと、痛みが強く感じられます。
できるだけ涼しい室内で過ごさせてあげましょう。

これらの方法を試してみても、どうしても痛みが止まらないという場合に、市販のお薬を使用していきます。
理想的なのは、辛い症状が生じた時点で、まずは薬に頼らない応急処置をして、そのまま病院に連れていってあげること。
それが無理な場合に、冷やしても激しい痛みが治まらないのであれば、市販薬を使ってみましょう。

まとめ

中耳炎の薬で市販されているものは、いずれも根本的な解決にはならないことを忘れないでください。
痛みなどを一時的に和らげたら、「これで大丈夫」と勘違いしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、そのまま放置すると症状が悪化してしまう恐れもありますので、できるだけ早く病院を受診することが大切ですね。

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