冷凍保存の空気抜きをするメリットとは?簡単な抜き方は!?

すぐには食べきれない食材や調理済みのお料理などを保存する際に、非常に便利なのが「冷凍保存」ですよね。
ですが、冷凍保存は食材をそのまま放り込めば良いというものではありません。
ここで重要になってくるのが、「空気抜き」というひと手間です。

では、冷凍保存で空気抜きをすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
また、簡単に空気抜きをする方法についても紹介していきます。

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冷凍保存の空気抜きをするメリット

冷凍保存の空気抜きはなぜ必要なのかというと、食材は空気に触れると、そこから傷んでしまうためです。
空気に触れると、酸化という現象が起こります。
その結果、風味が損なわれてしまい、味が美味しく無くなってしまうのです。

酸化というのは、例えばリンゴを剥いた時に、どんどん色が変色してしまう現象が分かりやすいですね。
酸素や酵素の働きにより、食品に含まれる成分が変質を起こしてしまう現象のことを言います。
たとえ冷凍していたとしても、この酸化が起こってしまう可能性はありますので、できるだけ空気に触れさせないように空気抜きをすることが必要になるというわけです。

さらに、空気に触れるということは、細菌の増殖に必要な酸素を届けてしまうということでもあります。
つまり細菌が増えてしまうため、腐敗も進みやすくなるということなのです。
これを防ぐためにも、空気抜きがとても重要な工程であることが分かります。

また、食品が空気に触れた状態にしておくと、水分が蒸発しやすくなり、乾燥してしまいます。
その結果、味がおいしくなくなってしまうという問題もありますね。

空気に触れやすい状態で冷凍保存した場合には、特に冷凍焼けと言われる症状が起こりやすくなります。
これも乾燥が主な原因です。
せっかく鮮度を保つために冷凍するなら、解凍した時に美味しくいただけるようにしておきたいですね。
そのためにも、空気抜きをきちんと行うことが必要なのです。

冷凍保存の空気抜き☆簡単な方法

冷凍保存の空気抜きで、まず簡単にできる方法として代表的なのが、真空パック器を使用する方法ですね。
真空パック器は空気を抜く専用の器械ですので、簡単に空気抜きができ、鮮度も保ちやすくなります。
真空パックにした状態で冷凍保存することも可能なので、鮮度を保ち、美味しく保存することができますね。

ですが、冷凍保存の空気抜きは専用の器械が無ければできない、というわけではありません。
例えば冷凍保存の際に、多くの方が利用しているジッパーの付いたバッグ。
これに食品を入れて、途中までジッパーを閉めた状態で空気を逃すように手で押さえ、最後にジッパーを閉めるという方法もあります。

さらに徹底して空気抜きをしたいのであれば、ストローをジッパーの隙間に入れて、空気を吸い込んでからジッパーを閉めてしまうという方法もあります。 冷凍保存用のバッグは、ただ小分けに冷凍する際に便利なだけでなく、空気を抜いて新鮮な状態で保存したい時にも、大変役立ってくれるものなのです。

冷凍保存の空気抜きの裏ワザ!

冷凍保存の空気抜きには、より手軽で、よりしっかりと真空状態を作ることができる方法がありますので、こちらも要チェックです。 方法はとても簡単です。

まずは冷凍保存できるジッパー付きの袋を用意します。
そして、ここに食材を入れて9割程度までジッパーを閉めておきます。
その状態で、ボウルに溜めた水に食材の部分を沈めるのです。

ジッパーの部分まで水に浸けてしまうと、中に水が入ってしまいますので、その点には注意が必要です。
ジッパー部分を除いて、袋全体を水に沈めれば、水圧により中の空気が抜けてくれます。
この状態で、残り1割程度のジッパーを閉めてしまえば、ほぼ真空状態になっているのです。

用意するのは袋と水と、水を溜める容器だけなので、とても簡単ですね。
ストローを使用する方法よりも、衛生的にも安心感があります。

これなら専用の器械もいらないので、コストもほぼかからず、手軽に真空パックを作ることができてしまいますね。

まとめ

冷凍保存の際の空気抜きには、実はとても大切な意味があります。
食品をできるだけ安全に、新鮮に、美味しくいただくためには、空気に触れさせないことはとても重要です。
空気抜きにも色々な方法がありますので、自分に合った方法をセレクトして、冷凍保存の際に活用してみましょう!

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