曇りは紫外線が強いと言われる理由とは?どんな対策が必要?

紫外線対策というと、太陽の光がサンサンと降り注ぐ晴れた日に、強く意識するものですよね。
ですが、実は曇りの天気でも、紫外線が強いということが分かってきているのです。
中には、曇りの方が晴れの場合よりも紫外線が強いという説もあるほどです。

では、なぜ曇りなのに紫外線が強いと言われるのか、その理由が気になるところですね。
そこで、曇りのお天気の日の紫外線について調べてみました。

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曇りの紫外線はどの程度?

スッキリと晴れたお天気の日には、太陽の光を浴びると、お肌がジリジリと焼かれるような印象を受けますよね。
そのため、紫外線が強くて日焼けしてしまいそうという意識を持つことは簡単でしょう。
ですが、曇りの天気の日は、紫外線はほとんど降り注いでいないのではないかとイメージしてしまう方が大半です。

実はそんな曇りの日の紫外線ですが、薄曇りであれば約85%、完全な曇りでも約60%が降り注いでいると言われています。
薄曇りの日でも油断している人は少なくないでしょう。
ですが、約85%もの紫外線が降り注いでいると考えると、ゾッとしてしまいますね。

さらに怖いのは、薄曇りで、尚且つ日差しがあるという日です。
雲が邪魔をしている分、紫外線が減るのではないかと考えてしまいがちですが、実はこのような日には、100%を超える強い紫外線が降り注いでいる可能性があるのです。

雲1つない快晴のお天気での紫外線が100%と考えると、薄曇りで日差しがある日は、これを超えてしまうことがあります。
油断してしまいがちなうえに、非常に強い紫外線が降り注いでしまう曇りのお天気。
お肌を紫外線による影響から守るためにも、注意が必要ですね。

曇りなのに紫外線が強い理由は?

ではなぜ、雲が紫外線を阻んでくれるはずの天気で、紫外線が強くなってしまうのでしょうか?
これには、主に雲による「散乱光」というものが関係しています。

薄曇りで日差しがある時、この日差しの光は、様々なところに反射して跳ね返ってきてしまいます。
その結果、直接光だけの場合以上に、紫外線が強い状態になってしまうということです。

また、日差しのない曇りの日にも紫外線が強いと言われる理由ですが、これは主にUVA波が関係しています。
UVA波は真皮などにも届いてしまい、シミやシワを作る原因になる紫外線です。
この紫外線は、窓なども突き抜ける性質があり、もちろん雲も突き抜けてしまいます。

つまり、雲によって太陽光が遮られていたとしても、お肌に影響を及ぼす紫外線は、確実に届いてしまっているというわけなのです。 これらの理由により、曇りでも紫外線が強いから気を付けるように、ということが言われるのですね。

曇りで紫外線が強い時の対策方法は?

曇りでも紫外線が強いから気を付けなければいけない、という情報が多い理由は、曇りの日に油断してしまう人が圧倒的に多いからと考えられます。 日差しが強い日には、紫外線を意識している方なら、誰もが「今日は日焼けするからUVクリームを・・・」と、しっかり対策していますよね。 ですが、曇りの日には「今日は日差しが弱いから大丈夫」と、つい油断してしまい、何も対策せずに外出してしまったりします。

しかも日差しの強い気温の高い日に比べると、曇りの日は屋外でも過ごしやすくなるため、対策していないお肌のまま、長時間、屋外で過ごしてしまうということもあります。 すると、日焼けはしなくても、UVA波がお肌の奥深くに届いて、影響を及ぼしてしまう可能性が高いのです。

つまり、曇りでも紫外線はある程度強いということをしっかり意識して、油断せずにきちんとUV対策をしておくことが必要というわけですね。 完全な曇り空の日でも、UVクリームくらいは、きちんと塗布しておきたいものです。

また、薄曇りや日差しのある曇りの時には特に注意が必要ですので、長時間屋外にいる時には、帽子なども上手に活用しておきましょう。

まとめ

曇りで紫外線が強いと言われる理由は、主に散乱光が原因です。
ですが、基本的には散乱光が無い、完全な曇りの日でも、けっこうな量の紫外線が降り注いでいるということを忘れてはなりません。

目には見えない紫外線により、お肌の奥深くで進行してしまう様々なトラブル。
これを阻止するためにも、曇りの日にもしっかり紫外線対策をしていきましょう。

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