静電気除去のシート☆仕組みはどうなっているの?なぜ対策できる?

静電気と言えば、乾燥しやすい季節などにドアノブのような金属部分に触れると、バチッと電気が来てしまう不快な症状ですよね。
そんな静電気、場合によっては火災などの原因になることもあるため、ガソリンスタンドなどでは対策が取られています。
その対策の1つが「静電気除去シート」というものですね。

では、この静電気除去のシートは仕組みはどうなっているのでしょうか?
どういった効果で静電気のバチバチを防いでくれるのか、チェックしてみましょう。

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静電気除去のシートの仕組み

静電気除去のシートの仕組みですが、これは「アースの入り口」になっており、人の体に溜まった電気を逃すことができるようになっています。

人の体に溜まった電気は、電気を通しやすい物に触れると、その部分に流れようとしてしまいます。
しかも、この帯電している静電気は、状況によっては1万ボルトにも達することがあると言われており、バチッと静電気を起こした際には火花が飛び散ったりもします。

そんな帯電した状態で金属のような電気を通しやすい「導電体」というものに触れると、人が触れなかった場合でも、人と物体の間の空気を「絶縁破壊」と言われる現象で破り、電気を流してしまいます。 その際には火花が発生します。

このような状況で発生した火花による火災を防ぐために、ガソリンスタンドなどでは、確実に電気を逃す効果が期待できる静電気除去シートが採用されているのです。

静電気除去シートは電流を流すことはできるものの、流れやすさが金属よりも穏やかです。
そのため、人が触れない限り電流が発生せず、触れると電流が必ず流れる仕組みで、体に溜まった電気をそっと放電してくれるというわけですね。

こうして先に火花を散らすことなく、優しく電気を放っておくことで、静電気による火花の現象を防ぎ、火災を予防してくれています。

静電気除去のシート☆仕組みを支える素材

静電気除去のシートの仕組みを支えているのは、シートの素材です。
一見すると、ガソリンスタンドなどに設置されている静電気除去のシートは、ゴム製のように見えますね。
ゴム自体は電気を通すものではないので、どうしてこれで静電気が除去できるのか、と不思議に感じる方もいらっしゃるでしょう。

これは、基本的にはゴムを「基材」として使用しており、その中に「機能材」として導電性の粉体が混ぜられたものとなっています。 また、中には樹脂素材のものもありますが、こういったものは機能材の導電性の糸を織り込んであったりするのです。

そのため、一見すると電気を通さないような素材のものでも、しっかり体の電気を逃し、バチッという現象を抑える効果が発揮されるというわけですね。

静電気除去のシートの仕組み☆家庭用は?

静電気除去のシートの仕組み、ガソリンスタンドなどの専門的なところでは、体に溜まった電気を穏やかに放電するというものであることが分かりました。 では、家庭用として販売されている静電気除去シートはどうでしょうか?
実は、これについても全く同じ仕組みになります。

基本的に静電気除去のためのグッズは、事前に体に溜まった電気を少しずつ放電させることで、一気に流れてしまうのを防ぐというシンプルな仕組みです。 つまり、家庭用に販売されている安価な静電気除去グッズでも、充分に効果が期待できるというわけです。

例えば市販の静電気除去シートをドアの付近に貼り付けておけば、ドアノブに触れる前に、ここに触れるだけで静電気のバチバチを防げます。 使い方はとても簡単で、ただ触れるだけで静電気が除去できるので、バチバチに悩まされる方は見逃せませんね。

また、市販の静電気除去シートの中には、切り分けできるタイプのものもあります。
そういったものの場合は、小さく切って、普段持ち歩いているグッズに貼り付けておけば、外出先でも静電気対策をすることができます。

ガソリンスタンドのように本格的な仕様ではないものの、ある程度の効果は実感できる静電気除去グッズは、文房具店や車の用品のショップ、通販などで気軽に購入できます。 バチバチに悩まされている方は、試してみる価値ありでしょう。

まとめ

静電気除去のシートの仕組みは、簡単に言えば「体の電気を穏やかに放電してくれる」というものです。
不快で、時として火災などの危険もはらんでいる静電気。
これにしっかりと対策していくためにも、そんな嬉しい効果が期待できる静電気除去シートを活用してみましょう。
また、ガソリンスタンドでセルフで給油する際にも、必ず触れるようにしておきたいですね。

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