様々な暖房器具が出てきている中で、特に古くから親しまれている物の1つがエアコンですよね。これに対して、比較的最近になって登場してきたのが、ハロゲンヒーターと呼ばれるものです。
このハロゲンヒーターとエアコン、どちらの方がメリットが大きいのか、気になってしまいますよね。そこで、これらの暖房器具を比較し、メリット、デメリットについて調べてみました。
ハロゲンヒーターとエアコンの電気代
暖房器具を使用するにあたって、最も気になるポイントは、やはり電気代ではないでしょうか？ではハロゲンヒーターとエアコンの電気代を比較すると、どちらがお得なのか、チェックしていきましょう。
まず、ハロゲンヒーターとエアコンの1時間あたりの消費電力は、ハロゲンヒーターの方が大きくなる可能性が高いですね。強で運転した場合は800W。すると1時間で17.6円程度になります。それからエアコンの場合は消費電力が500W前後で、1時間あたり10円程度のケースが大半です。
そのため、単に消費電力のみで電気代を計算した場合、ハロゲンヒーターよりもエアコンの方が安いということができます。ただし、これに関しては一概には言えません。なぜなら、両者は暖め方に違いがあるからです。
ハロゲンヒーターはスポット暖房器具としては省エネ1位です。これに対して部屋全体を暖めるということを考慮すると、エアコンが省エネ2位になります。つまり、単に電気代だけでメリットを比較するのは難しいということになります。
ハロゲンヒーターのメリット
では、ハロゲンヒーターはエアコンと比較して、優れている点というのはどこにあるのでしょうか？これは何と言っても、部分的な暖房効果が非常に高いという点でしょう。
例えばエアコンでは、足元が冷えてなかなか温まらない、ということが起こるケースもあります。ですがハロゲンヒーターは冷えた部分を直接温めてくれるので、身体がすぐに冷えから解消されます。
しかもエアコンは部屋が暖まるまでけっこうな時間を要しますよね。ですがハロゲンヒーターなら、つけた瞬間に暖まるので、待ち時間なしで暖を取ることができるというのも大きなメリットでしょう。
例えば寒い朝の朝食時、1人で暖まりたいなら、ハロゲンヒーターは大変便利なアイテムです。朝食を食べる机の横に置き、付ければすぐに温まり、食事の時間を快適にしてくれるでしょう。お風呂上りに着替えの際に温まるのにも最適ですね。
暖まりは早いのに、安全面への配慮が徹底している、というのもハロゲンヒーターの大きなメリットです。熱くならないように安全な加工がされていたり、倒れた時にはすぐにスイッチが切れるといった工夫もあるので、他の暖房器具と比較してもかなり優秀なことが分かります。
エアコンのメリット
では、ハロゲンヒーターと比較した時のエアコンのメリットはどんなところなのでしょうか？これはやはり、部屋全体が温もり、快適になるというのが大きいでしょう。
つまりハロゲンヒーターでは、その場にいる1人しか温まることができないのに対し、エアコンではその部屋にいる全ての人が温まることができます。
空気全体を暖房してくれるので、部屋の中が快適になりますね。しかも空気を汚さない暖房器具なのも嬉しいポイントです。
エアコンは部屋が暖まるまでしばらくは、それなりの消費電力がかかります。ですが1度暖まれば、そこからは少ない電力で維持していくことができます。そのため、意外と省エネにも活用できる、というのも嬉しいポイントですね。
まとめ
ハロゲンヒーターとエアコンを比較してみると、電気代だけではなく、それぞれに色々なメリット・デメリットがあるということが分かりました。
自分の家庭に合ったものを上手にセレクトして、賢く使い分けていきたいですね。どちらが正しいということは無いので、家族構成やライフスタイルに合わせた暖房器具選びをしていきましょう！
