暑い夏をしのぐためには、部屋を涼しくしてくれるアイテムは必須ですね。
そこで活躍してくれる家電の1つに扇風機があります。
エアコンを使うよりも環境に優しく、直接肌に風が当たるので体温を下げやすいのが嬉しいですね。
そんな扇風機、エアコンよりも安い電気代で稼働できるイメージですが、実際にはどのくらいの電気代が必要なのでしょうか?
また、効率を高めるために掃除もしたいところですよね。
どのような方法で掃除をすればキレイになるのでしょうか?
そこで、そんな扇風機に関する役立つ情報を紹介します。
扇風機にかかる電気代は!?
まず、扇風機にかかる電気代についてです。
ただ羽を回しているというだけのシンプルな構造ですので、使われる電気代は限られています。
エアコンの場合には、つけ始めに一気に電力が高くなり、そこから周辺の温度に応じて使われる電力が変わります。
これに対して扇風機は、常に一定の消費電力で動いています。
だから計算もしやすいのが特徴的です。
一般的な扇風機の消費電力は、30~50Wの間となっています。
例えば最も消費電力が少ない30Wのものを使っていたとしましょう。
この場合、1カ月の間、24時間稼働し続けたとしても、計算して出てくる電気代は500円程度となっています。
エアコンを1カ月間、フル稼働させるととんでもない電気代になってしまいますが、扇風機ならワンコイン程度でそんなことができてしまうんですね。
電気代を少しでも節約したいという方は、エアコンをつける時間を短めに、扇風機でできる限りの暑さをしのぐようにすると良いですね。
ただし、熱中症の危険性が高い子供やお年寄りの方は、無理しないように気を付けましょう。
扇風機の掃除で電気代は下がる!?
エアコンの電気代をカットするためには、こまめに中を掃除することが重要だと言われています。
これは果たして、扇風機に関してもあてはまることなのでしょうか?
実は、そうとは言えないのです。
なぜなら、扇風機はエアコンとは違い、ただ羽が回るというごくシンプルな動きしかしていないからです。
そのため、埃を取り払ったからと言って、電気代が下がるというわけではありません。
ただ、埃がフタになってしまい風が通りにくくなり、風の強さが若干弱まる可能性はあります。
埃を取り除いてあげることで、弱風でも快適に感じられるようにはなるかもしれませんね。
それから電気代においてはあまり変わらないかもしれませんが、扇風機自体を長持ちさせるという観点で言えば、やはり掃除は重要です。
きちんとお手入れすることで、扇風機の故障を防止することに繋がります。
そして何よりも、扇風機から出てくる風を浴びて涼を取るわけですから、清潔にしておいた方が気持ちが良いですね。
特に子供の場合は、埃を大量に吸い込むことでアレルギーや喘息を発症してしまいかねないので、そういった観点からも掃除は重要です。
扇風機の掃除の方法
では、具体的にはどのような方法で扇風機を掃除していけば良いのか、というのが気になるところですね。
まずは扇風機を羽と外側、ねじ部分などに分解します。
外側や羽は丸洗いできるものが多いので、台所用洗剤を含ませたスポンジなどで洗ってから、水分をよく拭き取りましょう。
それから、洗うことができない本体部分に関しては、薄めた中性洗剤を含ませて絞った布巾で綺麗に拭き取ります。
次に水で仕上げに拭いて、完全に乾かしてから使用すると良いですね。
電化製品なので、かなり固く絞りましょう。
埃などの汚れは油分を含んでいることもあり、水拭きだけでは落としにくいことがあります。
台所用洗剤を少量含ませるだけで、掃除が楽になるので試してみましょう。
まとめ
扇風機は非常に電気代が安く、家計に優しい家電です。
ただし、体調に合わせて使い方の工夫は必要ですね。
エアコンと併用することで電気代を抑えるなど、熱中症を防ぐ工夫も取り入れていきましょう。
そんな扇風機、きちんと掃除すれば、比較的長く使用できる家電の1つです。
大切にお手入れしながら、気持ち良く使っていきましょう。