4月1日はエイプリルフール！毎年、面白い・可愛らしい嘘が町中から聞こえてきます。
嘘をついていい時間が決まっている…と言われることもありますが、本当はどうなのでしょうか。
今回は、エイプリルフールの嘘をついていい時間についてお話していきたいと思います。
エイプリルフールの始まりって？
エイプリル(April)＝4月、フール(fool)＝ばか。
つまり、日本語に直訳すると4月ばかという意味になります。
エイプリルフールの由来は諸説あり、正確な由来は分かっていません。
その中のひとつの説をご紹介します。
エイプリルフールは、フランスが起源と言われています。
フランスは新年を4月1日と定め、毎年盛大なお祭りをしていました。
しかし、1564年フランス国王シャルル9世により、グレゴリオ暦が採用されることとなりました。
グレゴリオ暦は、1月1日を新年と定められています。
フランスの人々は反発を起こし、以前の4月1日を「嘘の新年」とし…毎年ばか騒ぎするようになりました。
この事態を受け、シャルル9世は激怒！町で嘘の新年を祝っていた人たちを逮捕、全員を処刑してしまいました。
処刑された人の中には、まだ幼い13歳の少女が含まれていたのです。
この事件にフランスの人々はひどいショックを受け、シャルル9世へ抗議をしました。
そして、この事件を忘れないために…毎年「嘘の新年4月1日」を祝うようになったのです。
これが、現代のエイプリルフールになったと言われています。
毎年4月1日は、世界中の人々が…罪のない嘘やいたずらをしてもよいという日になりました。
世界でのエイプリルフールって？
エイプリルフールの始まりとされているフランスでは、4月1日を「ポワソン・ダヴリル」と言います。
フランス語で…ポワソンは魚、ダヴリルは4月という意味です。
つまり、「4月の魚」ということ。
フランスの子どもたちは、エイプリルフールに…友達の背中に魚の絵を貼り付けていたずらをします。
このいたずらがバレてしまったときに…「Poisson d’Avril！(ポワソン・ダヴリル)」と叫ぶのです。
日本のエイプリルフールの始まりは、大正時代に西洋からこの日にだけ嘘をついてもいいという風習が伝わり…広まったとされています。
嘘をついていい時間やジンクスってあるの？
エイプリルフールに嘘をついていい時間が限定されている…と言われることがあります。
これは、イギリスやアイルランドなどの国限定のお話。
嘘をついて良いのは日付が変わった4月1日０時から11時59分までの午前中のみ。
お昼12時を過ぎると、嘘をついてはダメということに。
そして、午前中についた嘘のネタばらしをするためと言われています。
イギリスやアイルランド以外の国では、嘘をついていい時間の決まりはないのです！
日本では、1日が終わるその瞬間まで…嘘をついてもOKということです。
でも…日付が変わって2日になってネタばらしするよりは、1日のうちにネタばらししたいですよね。
ジンクスのようになっていますが…エイプリルフールにつく嘘についてです。
実は、エイプリルフールについた嘘は叶わない…実際に実現することがないと言われています。
「宝くじが高額当選した！」とか「好きな人と結婚する！」とか「就職が決まった！」とか…これが実際に叶わないとなると困りますよね。
嘘をつく場合は、叶わなくても困らないような嘘にするといいですね。
そして、人の死に関係することや、犯罪に関係する嘘をつくのはやめましょう。
気持ちいい内容ではありませんし、モラルの問題かと思います。
嘘をつくひとも、騙される人も…お互いが笑いあえるような嘘だとエイプリルフールが楽しくなりますね。
まとめ
世界中の人々のみならず、会社や新聞…テレビまでもが毎年力をいれてエイプリルフールには素敵な嘘を用意しますね。
あなたは、どのタイミングでどんな嘘をつきますか？
みんなが笑顔になれるような嘘で今年もエイプリルフールが楽しめますように！
