家を引越すとなると、近所づきあいにも変化がありますよね。
近所づきあいというものが薄れてきた昨今ではありますが、やはり近所との関係は、できるだけ良好に保ちたいものです。
そこで重要となってくるのが引越しの挨拶。
引越しの挨拶には粗品を持参するのが常識です。
では、どのような物を準備すれば良いのでしょうか?
引越しの挨拶の粗品☆定番は洗剤
引越しの挨拶の際に持参する粗品で、定番となっているのが洗剤です。
洗剤といっても色々ありますが、基本的には洗濯用洗剤ですね。
洗濯用洗剤には、様々な香りのものや、液体・粉末などのものがあります。
ですが多くの片に配るものですから、ここでは自分の趣味を優先するのではなく、できるだけ定番の洗濯洗剤を選ぶのがポイントです。
洗濯用洗剤を引越しの挨拶の粗品として贈る場合には、1つずつ包装します。
そのため、箱状になった粉末の洗剤のほうが取扱いやすいですね。
基本的に、引越しの挨拶に持参する粗品は、名刺代わりの品として、500円相当のものとなります。
1箱では物足りないと感じる場合には、ちょっとした洗剤の詰め合わせなどを選んでも良いでしょう。
気遣いが伝わるような、消耗品の粗品というのは、なかなか喜ばれるものです。
引越しの挨拶の粗品☆趣味が分からなければ金券で!
引越しの挨拶の粗品として選ばれることが多いのは、洗濯用洗剤の他に、手洗い用の石鹸やタオルなどがあります。
どこの家庭でも使われるような消耗品を選ぶのが、失敗の無い方法ですね。
ですが、やっぱり引越しの挨拶の粗品は、第一印象を左右するものですから、相手の趣味などもすごく気になりますよね。
そんな時には、誰もが喜ぶ無難な贈り物、金券という手もあります。
特に気軽に贈りやすいのが、クオカードですね。
500円程度の金券を贈れば、「不要なものをもらって困る」という事態になるのを防ぐことができます。
ただし、金券を贈った場合、明らかに相手に金額が伝わってしまいます。
引越しの粗品の相場は500円程度ですが、それでは物足りないのでは?と感じる場合には、1000円程度を用意してみても良いでしょう。
引越しの粗品の相場は、地域によって多少の違いがあります。
「たったこれだけ?」という印象にならないように、気を付けましょう。
引越しの挨拶の粗品☆マナーについて
引越しの挨拶の粗品には、守るべきマナーがあります。
その1つが、のしですね。
誰かに何かを贈る際には、よく用いられるのし。
引越しの挨拶の粗品にも、必要となります。
のしは紅白の蝶結びで、表書きは「粗品」あるいは「御挨拶」。
引越し先が新しい地域の場合には、「御挨拶」と書きます。
元々住んでいる地域なら「粗品」です。
それから、下には贈り主の名字のみを書きます。
のしは包装の表にかける外のしです。
これを、近所の各家庭を訪問して持参し、手渡ししていきます。
お歳暮などの贈り物のように、郵送するということはありません。
挨拶が目的の品なので、当然ですね!
持参して、手渡しする際には、言葉もしっかり添えましょう。
「このたび、こちらに引っ越してまいりました○○と申します。
よろしくお願いいたします。」
というような挨拶の一言が大切です。
また、小さい子供などがいる場合なんかには、
「子供がまだ小さいので、うるさいこともあるかと思いますが・・・」
「ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが・・・」
なんて言葉も添えておくと安心ですね。
この挨拶の時に添える言葉1つで、ご近所からの印象も大きく変わります。
何の挨拶も無く、騒音を出す家庭と、「ご迷惑をおかけしますが」の一言があった家庭とでは、全く気持ちが変わってくるものです。
引越しの挨拶時の言葉は、それだけ今後の付き合いに大きく影響してくるものなのですね。
まとめ
引越しの挨拶の粗品は、印象を左右する重要なポイントです。
適当に選ぶのではなく、しっかりとマナーを守り、また相手が必要としているものをセレクトするようにしましょう。
あくまでも、こちらの趣味を押し付けるものであってはなりません。
万人受けする、誰もが喜ぶ消耗品、というのが基本ですね。