風邪が治らない!咳が続く子供の対処法は?考えられる病気は?

風邪,子供

秋冬になると風邪をひくのは当たり前のようなものですよね。子供ならなおさら、ちょっとした咳をすることはしょっちゅうあるでしょう。ですが、この風邪が治らない、と悩まされることがあります。

普通なら数日の間に、また長引いたとしても1週間〜2週間程度で咳などの症状が治まってきます。ですが子供の風邪が治らない、いつまでも喉の調子が悪いといったことがあります。では、この場合はどのような病気が隠されているのでしょうか?

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風邪が治らない!咳は肺炎の危険性も!

咳は風邪の1つの症状だから、また、秋冬は寒いから咳が長引くのも当たり前、と、軽視していることもあるでしょう。

ですが、子供の風邪が治らない、咳が続いているという時には、重篤な症状が隠されていることもあるので注意が必要です。

その代表的なものは肺炎です。肺炎は昔から命に関わる病気として知られてきました。子供の場合はまだ体も小さく、抵抗力も弱いので、できるだけ早期に発見して、治療を受けることが大切です。

肺炎の症状としては、発熱や多呼吸、また、ひどい咳などが特徴となっています。ただの風邪と、よく似た部分もありますので、まずは軽い風邪でもとりあえず、医療機関を受診しておくのが安心ですね。

また、咳がひどい、長引くといった場合にも、肺炎を引き起こしている可能性があります。医療機関できちんと症状を伝えて、診察してもらいましょう。

肺炎になるウイルスは様々で、年齢によっても異なってきます。例えば肺炎球菌のインフルエンザを受けているから安心と思っていても、肺炎マイコプラズマや肺炎クラミジアなどもあります。そのため、油断せずにきちんと診察を受けることが大切です。

風邪が治らないなら百日咳も疑われる!

子供の風邪が治らない、咳が続いているという時に、もう1つ疑われる病気があります。それが、百日咳です。

百日咳は、百日間、咳が続くというような意味合いでつけられた病名で、その名の通り、長引く咳が特徴です。そのため、この病気にかかると、いつまでも風邪が治らないという感じの症状になってしまいます。

乳児期の子供には特に多い病気なので、注意しましょう。また、近年では学童期や、あるいは成人にも百日咳にかかる方が増えているようです。

そのため、年齢的に大丈夫だろうと、風邪が治らない症状を放置するのは危険です。学童期のある程度大きい子供でも、長引く咳は放置せず、きちんと診察を受けましょう。

百日咳は三種混合ワクチンにより、かなり患者数が減少しています。このことから、あまり知られない病気となっていますが、それでも罹患する可能性はゼロではありません。知識として知っておくと、対処しやすいですね。

風邪が治らない!こんな咳に注意!

風邪が治らない、治りにくい時には、咳の状態にも注意しておきましょう。例えばケンケンという響く感じの咳をし始めたら、これはクループ症候群と言われるものです。喉の奥が炎症により腫れてしまい、呼吸がしにくくなっています。

これを放置すると、呼吸困難を起こす可能性もあります。そのため、このような咳が見られる時には、すぐに医療機関を受診して、呼吸を楽にしてあげる対処を行いましょう。

このクループ症候群は、風邪をひいている最中に起こりやすいものなので、しっかり観察してあげることが大切ですね。

それから、急性気管支炎の場合には、湿った咳をするようになります。痰が絡んでいる咳は、この病気の可能性画高いですね。痰きりや抗菌薬の内服などで治療を行いますので、医療機関で処方してもらいましょう。

このように、単なる咳と思っていても、実は時として命に関わるような症状もあります。風邪が治らない時も、咳の様子がおかしい時も、すぐに医療機関を受診してください。

まとめ

風邪が治らないという場合には、他の病気が隠されている可能性もあるので、甘く見てはいけませんね。特に子供の場合は、ただの咳でも重症化する恐れがあったり、怖い病気である可能性もあるので、医療機関でよく診てもらうというのが最善の対処法であると言えます。また、水分をしっかり与えて喉を潤してあげることも、家庭でできるケアの1つですね。

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