夏になればお盆を迎え、長期休暇に入る方も多いですね。
お盆と言えば仕事や学校が休みだから、思い切り楽しもう!というイメージしかない方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、本来この日は、ご先祖様をお迎えする日。
そして、日本にはこの日に、様々な風習があります。
その中の1つが、提灯ですね。
では、お盆に提灯を飾ることにはどのような意味があるのでしょうか?
また、正しい飾り方を知らないという方も、案外多いのではないでしょうか?
そこで、そんなお盆の提灯について調べてみました。
お盆の提灯☆どんな意味がある?
お盆に飾る提灯は「盆提灯」と呼ばれます。
これには実は深い意味が込められています。
お盆は、亡くなっている先祖の霊を家にお迎えする日となっています。
そこで先祖の霊が、道に迷うことなく帰ってくることができるように、という意味で目印になってくれるのが盆提灯なのです。
これは迎え火、送り火の大切な役割を果たしています。
さらに、このお盆の提灯には、もう1つ大きな意味が込められています。
これは、亡くなった方の冥福を祈り、感謝の気持ちを込める供養の意味もあるのです。
お盆には、先祖や親しかった故人に対して、様々なお供え物をしますよね。
食べ物やお花などがありますが、それらの中でも特に、最高のものとされているのが盆提灯なのです。
そのため、例えば新盆には、親しかった親類などは盆提灯を贈るという風習もあります。
いただいた盆提灯を仏壇の前などに飾り、これで新盆を迎える準備をするのです。
この盆提灯の風習は、仏教であれば宗派による違いは特にありません。
どの宗派でも大切な意味を持つものとなっています。
お盆の提灯の飾り方は?
親しい親類などからいただくことも多い盆提灯。
ですが、「もらったものの、飾り方がよく分からない」という方もいらっしゃるでしょう。
盆提灯の飾り方は、精霊棚や仏壇の前に飾るのが一般的です。
この飾り方には地域による風習の違いもあるので、事前に地域の方に尋ねてみると良いでしょう。
お盆の提灯に、飾る数などの決まりは特にありません。
多くの方から慕われていた故人の場合には、たくさんの盆提灯をいただくこともあるでしょう。
これをたくさん、仏前に飾るという方法もあります。
また、家が狭くて多くの盆提灯を飾ることができないという場合には、小さなタイプを飾る家庭も増えています。
飾り方は、1対でも2対でもOKです。
2対の場合には、仏壇の両側に対照的に飾ります。
さらに新盆には、絵柄入りのものだけでなく、新盆のための白い提灯も飾ります。
これは、初めて家に帰ってくる故人に対する目印になるものです。
そのため、仏前ではなく、玄関や縁側の軒先に飾ることとなっています。
お盆の提灯☆最近の傾向
お盆の提灯は、本来は親しい親類や友人が贈るものでした。
ですが最近では、この風習は変化しており、親しい友人などから贈られる初盆のお供えは現金の場合が多くなってきています。
その場合にも、表書きは「御提灯料」となっており、やはり提灯を贈るしきたりの名残は感じられますね。
金額は贈る相手との関係などにもよりますが、基本的には1~2万円程度と言われています。
このように、実際の提灯ではなく現金が贈られるようになったのには、やはり現代の家庭の在り方が大きいところだと言えるでしょう。
今は家が狭いところが多くなり、仏前に多数の提灯をお供えできる家庭は少ないものです。
そのため、実物の提灯を贈っても、かえって迷惑になる可能性もあるのです。
そこで、より実用的なものを、ということで御提灯料という形での現金を渡す場合が増えているのですね。
まとめ
何気なく飾られているお盆の提灯。
素敵な絵柄が入り、クルクルと回る様子はとても素敵です。
ですが、これはただ単にキレイなもの、というわけではなく、実はそこには深い意味が込められているのですね。
今年のお盆は、そんな込められた意味も噛みしめながら、楽しんでみましょう!
