秋冬になると、多くの家庭で「加湿器」が用いられるようになりますよね。
この加湿器、最近は特に人気が高まり、デザイン性が高く素敵な商品も多数販売されるようになりました。
だけど、そもそも、この加湿器にはどのような効果が期待できるのでしょうか?
また、購入時に選び方ではどのようなポイントに気を付ければ良いのでしょうか?
そんな加湿器に関する気になる点をまとめてみました。
加湿器がもたらす嬉しい効果
まず、加湿器はどのような効果が期待できるものなのか、というのが気になる点ですね。
加湿器というのは、当然、部屋の空気を潤わせるという働きをするものです。
秋冬というのは、空気が非常に乾燥しやすくなっています。
空気が乾燥すると、空気中の細菌やウイルスの働きが活発になってしまいます。
そのため、乾燥した空気の中では、風邪やインフルエンザ等の感染症にかかるリスクが高まってしまう、というわけですね。
そこで加湿器により空気に潤いを与えることで、細菌やウイルスが活動しにくい状態を作ることができます。
これにより、秋冬に流行しやすい感染症を予防することが可能となる、というわけです。
それから、空気が乾燥すると肌も乾燥してしまいます。
加湿器により、部屋の中の空気に潤いを与えることで、肌がガサガサになるのも防ぐことができます。
さらに、加湿器により部屋の湿度を高めると、同時に部屋の温度もアップさせることができるのです。
暖房をより効率的に用いるためにも、加湿器が有効であると言えます。
加湿器☆実はデメリットも!
空気に潤いを与えることで、様々な嬉しい効果が期待できる加湿器。
ですが、そんな加湿器も、使い方を間違えると様々なデメリットが生じます。
加湿器は、部屋に潤いを与える蒸気を発生します。
その蒸気を作り出すのは、水です。
タンクに水を入れ、スイッチを押すことで蒸気が発生し、加湿効果を発揮します。
ですが、このタンクが汚れていたり、長期間水を交換せずに使うなど、不衛生な状態になってしまうと危険が生じます。
カビが発生したりするので、そのままの状態で使用すると、空気中にカビ菌をまき散らすということに!
結局、部屋の空気を汚してしまうことになり、アレルギーなど様々な症状の原因になる可能性が出てきます。
健康面や美容面で効果が期待できる加湿器ですが、正しく清潔に使用することが大切な条件なのです。
お手入れが面倒!というのも、1つのデメリットであると言えますね。
それから加湿器は、蒸気が出てくる部分が高温になったりします。
小さな子供がいる家庭では、この部分に子供が触れないよう、注意が必要です。
暖房器具などに比べると、比較的安全な家電のように思われがちですが、火傷の危険があるので、その点もよく考えて設置しましょう。
加湿器選びのポイント
加湿器を選ぶ際、まず実用性の面では、お手入れのしやすさを重視しましょう。
お手入れしにくい加湿器を選んでしまうと、結局活用せずにしまわれてしまうことになりかねません。
タンクの取り外しなどの操作も楽なものが良いですね。
また、設置場所も考慮して選ぶことが大切です。
大きさによって、何畳用、などという用途が記載されています。
使用する部屋の広さを考慮して購入しましょう。
形状も、置き場所を考慮して選ぶことが大切です。
コンパクトなスティック型や卓上型、大がかりな据え置き型など、様々な種類の形状があります。
そんな中から、置き場所に合ったスタイルのものを選びましょう。
それから、加湿器にはスチーム式・気化式・ハイブリッド式・超音波式の4つのタイプがあります。
スチーム式は衛生的ですが火傷の恐れがあり、また消費電力が高め。
気化式は消費電は低いものの、加湿力も低くなります。
ハイブリッド式はスチーム式と気化式を組み合わせたタイプなので、両方のメリット・デメリットの中間といったところですね。
超音波式は、加湿能力が高く消費電力が低いですが、メンテナンスに手間がかかります。
これらの特性を踏まえた上で、最も家庭に合ったタイプを選んでいきましょう。
まとめ
加湿器は、嬉しい効果をたくさん発揮しますが、デメリットもあります。
このデメリットをできるだけ無くすためには、生活スタイルに合った加湿器選びが重要です。
デザインも大切ですが、デザイン性だけでなく、機能面も重視して使いやすい加湿器を選びましょう!