年末年始に欠かせないのが年賀状です。
社会人であれば何となく年賀状のマナーはわかるものですが、
4月から新社会人になる人はまだまだ年賀状マナーについて知らないことも多いです。
中でも一番考えるのは、内定先の会社からの年賀状です。
毎年のようにどう対応したら良いかわからないという声が寄せられています。
そこで今回は内定先から年賀状が届いた時、もしくは送る時のマナーや方法についてご紹介していきたいと思います。
目次
内定先へ年賀状を送る場合の書き方とは
ではまず最初に内定先へ年賀状を書く時の方法です。
必ず内定先へ送らなくてはならないというわけでもないのですが、やはりここは先に送っておいた方が良いでしょう。
ではどのように書いていけば良いのかをご紹介いたします。
内定先への年賀状はいつまでに出せばいい?
まず年賀状をいつまでに出せば良いのかということについてです。
基本的に年賀状は元旦に届くように送るのがマナーです。
地域によっていつまでに送れば元旦に届くのかは異なりますが、確実に届かせたいのであれば、12月25日までに投函しましょう。
また、年賀状はパソコンで作っても良いのかという疑問もあると思います。
内定先へ送るならなるべくなら手書きの方が望ましいです。
干支などがプリントされているものを使っても大丈夫です。
また最後の方に例文も載せておきますので、ぜひチェックしてみてください。
もしどうしてもパソコンでしか作れないという場合は、失礼な文章がないか必ず文面をチェックしてから印刷しましょう。
また宛名の書き方や敬語の使い方にも十分に気をつけましょう。
年賀状の書き方は?
まずは宛名についてです。
正しい書き方は役職名を記載した後に○○△△様と書きます。
また送る相手によって役職名も異なるので間違えないようにしましょう。
ここで言う役職名は「部長」や「所長」や「取締役社長」といったものです。
これが普段の年賀状と違う所になります。
また、その右隣に会社名を記載するようにしましょう。
ちなみに肩書きのない方へ年賀状を送る場合ですが、この場合は「株式会社○○ ●●担当 △△ □□様」というように記載するようにします。
会社名が長い場合は2行に分けて書いてもOKです。
そして差出人の所は当然書く人の住所や氏名を書きます。
その際には学校名と学部学科と学年を記載しましょう。
卒業している場合は学校名と学部学科卒と記載します。
社会人の転職や再就職という場合は学校名は不要です。
そしていよいよ内容にうつりますが、ここで気をつけていただきたいのが、賀詞です。
「賀正」や「迎春」といった言葉は「謹」という言葉が入っていません。
この言葉を上司に使うのは失礼だと言われています。
上司に書く場合は「謹賀新年」「謹んで新年のお慶びを申し上げます」というような謹という言葉が入っているものを使います。
また明けましておめでとうございますでも良いとされています。
その後に簡単な自己紹介や豊富を書くのが一般的です。
このように内定先への年賀状はそれぞれマナーがあります。
後ほど例文をご紹介いたしますのでぜひチェックしてみてください!
内定先か年賀状が来た時の返信について
さて、先ほどにも書いたように、内定先への年賀状は必ず送らなくてはならないというわけではありません。
ですが、内定先の会社から年賀状が届いた場合は返信するのがマナーです。
基本的に宛名や書く内容に関しては先ほど書いたような内容です。
ここでは返信を出す期間などをお伝えしたいと思います。
基本的に年賀状が届いた場合は1月6日までに返信しましょう。
またもし自分が喪中だった場合は年賀状ではなく、寒中見舞いとして返信するのがマナーです。
また、旅行などで長い間家を離れていて、年賀状の時期に間に合わなかった場合も寒中見舞いで返信しましょう。
その際に書く内容は先ほどにも書いたような内容でOKです。
それと同時に年賀状のお礼の文章を書くようにしましょう。
こちらも後ほど例文をご紹介いたしますので、よろしかったらご参考にしてみてください。
また、ごく稀にメールで年賀状が届くケースもあるようです。
自分から出す場合はメールで送るのはマナー違反ですが、
もし内定先からメールで年賀状が届いた場合は、メールで返しても良いとされています。
このように年賀状の返信に関してもマナーはあります。
一番大事なのは、年賀状をもらったら必ず返信することです。
これからお世話になる会社となるので、失礼がないようにしっかりとした対応が必要となるので、ぜひこれらのことをチェックしておいてくださいね!
内定先への年賀状の例文をご紹介
では最後に内定先への年賀状の例文をご紹介いたします。
まずは自分から内定先へ年賀状を送る場合です。
採用担当者へ送る場合
貴社に内定を頂きました○○大学の△△□□と申します。
先日の採用面接の際は大変お世話になりました。
新年を迎えて、貴社への入社がもう間近となりました。
社会人という第一歩を踏み出すにあたり、身の引き締まる思いです。
入社した後、ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、ご指導のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
本年が●●様(採用担当者)をはじめ、皆様にとりまして良い年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
住所
大学名、学部学科
氏名
このように先日面接でお世話になりましたというお礼の言葉と、今年の抱負を簡単に書くと良いでしょう。その際に大学名と氏名も書くとより丁寧です。
内定先から来た年賀状の返信の例文
貴社に内定を頂きました○○大学の△△□□と申します。
貴社より早々に御年賀状を頂きまして、大変恐縮しております。
ご丁寧な年賀状本当にありがとうございました。
新年を迎えてもうすぐ貴社へ入社いたしますが、今から身の引き締まる思いでございます。
入社した後もご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
社会人という新たな世界を前に身の引き締まる思いが致しております。
様々なことでご迷惑をおかけするかもしれませんが、ご指導のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
本年が●●様(採用担当者)をはじめ、皆様にとりまして良い年でありますよう心よりお祈り申し上げます。
住所
大学名、学部学科
氏名
基本的に上記のものと変わらないのですが、年賀状をいただいたお礼文を付け加える必要があります。
これらの例文を参考にしていただき、相手に失礼のない年賀状を送りましょう。
まとめ
内定先への年賀状はあまり送るものでもないので、わからないことだらけだと思います。それでも相手に失礼のないように送らなくてはなりません。年賀状のマナーをしっかり身につけておいて、お互い気持ちよくやりとりができるようにしましょう!