肌寒い季節になってくると、ぜひ取り入れたくなるのがニット素材のファッションアイテムですよね。中でも、最近注目されているのがアルパカのニットです。
ニットというと羊毛などのイメージが強いので、アルパカを用いた物がどのような特徴を持つのか、気になるところですよね。では、このニットは暖かいのでしょうか?それから、洗い方などお手入れ方法も気になるところです。そこで、そんな気になる点を調べてみました。
アルパカのニット☆カシミアより暖かい?
アルパカのニットはカシミアと並んで人気がありますが、どちらの方が暖かいのか、というのが気になるポイントですね。
まずカシミアというのは、山羊の産毛を原料にして作られたものになります。この山羊は、冬に寒さが厳しく乾燥し、夏には熱帯になるという温度差が激しい山奥に生息するもので、非常に貴重な存在となっています。
カシミアは絡み方が複雑なので、熱伝導が低い空気をたくさん抱き込みます。そのため、外気を遮断する効果に優れ、放熱を抑えて高い保温性を発揮します。
これに対しアルパカのニットは、南米ペルーの山羊の一種であるアルパカの毛を原料にしています。暖かい素材であり、保湿力にも優れており、また丈夫なのも大きな魅力です。
保温性関しては、カシミアと比較すると。マイクロンの細さに左右されるため一概にどちらが暖かいということは言えません。ですが保湿効果により、暖かいと感じやすいのが魅力的です。
肌触りの良さや耐久性の高さなどでは、高級素材であるカシミアに負けない実力を持っています。
ちなみに、他にもアンゴラやアクリルといった素材からできるニットもあります。アンゴラはウサギから採取された毛で、これは滑りやすいので毛が抜けやすく、取扱いに注意が必要です。
それからアクリルは人工的な素材で、吸湿性などに劣るので、暖かいですが着心地の面で不快感を感じるという欠点があります。
アルパカのニット☆洗い方は?
アルパカのニットは暖かいだけでなく、機能性に優れた素晴らしいものです。ですが、やはり気になるのは洗い方ですよね。ニットという素材は洗濯機でじゃぶじゃぶ洗うのには適さないので、気を付けて洗わなければせっかくの素材を台無しにしてしまいます。
このアルパカのニットは、非常に繊細です。また長年の使用にも耐える丈夫な素材であることも大きなポイントになっています。そのため、せっかくの良い素材を長持ちさせるためにも、できるだけドライクリーニングに出すのが理想的でしょう。
ただ、使用するたびにドライクリーニングに出すというのは、やっぱり非現実的ですよね。そこで、自宅で洗濯したいという場合には、冷水を用いて漬け置き洗いをしましょう。オシャレ着用の洗剤を用いて優しく洗うことが大切です。
この時、お湯は絶対に使用してはいけません。お湯を使用すると、繊維が縮んでしまい、台無しになるので気を付けましょう。
アルパカのニット☆保管の方法
暖かいアルパカのニットは、洗い方と同じくらい気になるお手入れ方法があります。それは、保管の方法です。こちらは動物の毛で作られた物ですので、虫食いに遭いやすいのが欠点です。防虫剤を使用して、しっかり対策していきましょう。
また、防虫い対策の方法として、粒コショウを使用するのも効果的です。粒コショウをティッシュなどで包んで、これをアルパカのニットと共にビニール袋に入れて収納しましょう。
こうして対策しておくことで、穴が開いてしまった!なんて失敗も無く、いつまでも暖かい高級繊維、アルパカのニットを楽しむことができるというわけです。
まとめ
テレビCMに出演したことから、一時大ブームとなったアルパカ。その見た目のかわいらしさだけでなく、毛から作られるニットも、非常に高品質で暖かい素材として、人々の生活に役立ってくれるものなのですね。
高級感のある繊維ではあるものの、上手に活用すれば長い期間使っていくことができるので、本当に質の良いものを求める方にはピッタリです。良質なアルパカのニットで、厳しい寒さから身を守りましょう!