博多祇園山笠の意味☆赤手ぬぐいを頭に巻いている人はどんな人?

博多祇園山笠

福岡県の博多で毎年行われる有名なお祭りの1つ、博多祇園山笠。
このお祭りには、なんと700年以上もの歴史があります。

博多どんたくと並び、この地域を代表するお祭りとなっている博多祇園山笠。
では一体、このお祭りにはどのような意味が込められているのでしょうか?

また、このお祭りでは赤手ぬぐいが登場します。

この由来についても知っておきたいですよね!

そこで、そんな気になる博多祇園山笠について情報を集めてみました。

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博多祇園山笠の意味や由来は?

まず、博多祇園山笠というお祭りがどうして行われるようになったのか、その意味を紹介します。

こちらは櫛田神社という神社にまつられる素戔嗚尊に対して奉納される祇園祭となっています。

この「博多祇園山笠」というのは通称で、正式名称は「櫛田神社祇園例大祭」というものです。

このお祭りは、元々は祇園祭の中の1つでした。
それが、氏子が町内で付け祭りを始め、これが発展していったことにより、徐々に現代の形に近づいてきます。

付け祭りの中で山笠という山車が登場するようになり、これが神社の祭りと合体して博多祇園山笠と呼ばれるようになったと言われています。

このお祭りは歴史が古いため、詳しい由来や意味についてははっきりとはしていません。

ですが、節の中でも有力なのが、鎌倉時代に博多で疫病が流行し、この疫病退散のために始められたのではないかというものです。

そして、このお祭りで担がれる山笠には、これを巡行することで厄を集め、これを祓うという意味が込められています。

有名な京都の祇園祭で言う、山鉾のような役割をしているわけです。

博多祇園山笠☆赤手ぬぐいの意味

博多祇園山笠では、山笠に参加する人に大きな特徴があります。
それは、「手ぬぐい」です。

参加者は必ず手ぬぐいを頭に巻いているのです。

この手拭いをよく見てみると、様々な色と柄のものがあります。
これは山笠運営のための役職や役割を現す色柄なのです。

多くの山笠参加者は一般手ぬぐいを巻いています。
子供や、若手の参加者もほとんどが一般手ぬぐいです。
流で統一された色や柄を選び、巻いていることが大半です。

そんな中で、目立つ赤手ぬぐいを巻いている人もいます。
博多祇園山笠において、この赤手ぬぐいが持つ意味は重要です。

これは、取締りや山笠行事の進行の補佐、腸内行事の実働役などで活躍する人を示しています。

この赤手ぬぐいを巻けるようになるまでには、礼儀作法から山の舁き方までしっかり習得し、経験も積まなければなりません。

そして町内で認められた方だけが巻けるという内容です。

さらに、この赤手ぬぐいは指導者の役割も果たしています。

他にも、衛生や取締、町総代、長老、山笠委員、総務など、様々な役職を占める手ぬぐいが用いられています。

こちらに注目して山笠を鑑賞するのも面白いですね。

博多祇園山笠☆日程や見どころは?

歴史が古く、様々な深い意味の込められた博多祇園山笠。
そんなお祭りを1度は楽しみたいと、遠方から訪れる人も多いでしょう。

そこで気になるのが、このお祭りの日程や見どころなどの詳細な情報ですね。

博多祇園山笠は毎年、7月1日~7月15日にかけて開催されます。

長い期間の開催ですが、この日程の中で特に注目したいのが、追い山ならしと追い山というものです。

これは、博多の町を舁き山が走る迫力あるイベントです。

2015年は7月12日に「追い山ならし」が行われます。

これは7月15日の最終日に行われる追い山の練習のようなもので、同じコースですが距離は1キロほど短くなっています。

どちらか1つでも楽しめると良いですね。

それから、7つの山笠をじっくり鑑賞して楽しみたいのなら、集団山見せもオススメです。
これは7月13日に予定されています。

この日には、博多を離れ、福岡市の中心部、福岡市役所前の桟敷席で山笠を披露します。
7つの流全てが集まるので、必見ですね!

まとめ

博多祇園山笠は、歴史を感じられる、大迫力の素敵なお祭りです。
疫病を祓い、健やかに過ごせるようにという意味が込められています。

赤手ぬぐいを巻いた参加者は、実は重要な役割を果たしている人。
そんな手ぬぐいの色が持つ意味にも着目して、ちょっと通な楽しみ方をしてみたいものですね!

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