七夕の笹の由来って?どんな風にするのが正しい方法なのでしょうか?

七夕,笹

七夕と言えば、織姫や彦星が1年に1度出会う日。
この日には笹に願いごとを書いた短冊をつるすことで、その願いが叶う、なんて風習があります。

では、この七夕に用いられる笹には、一体どのような由来や意味が込められているのでしょうか?

そもそもどうして、笹というものが用いられることになったのか、気になるところですよね。

そこで、そんな七夕の笹の由来について調べてみました。

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七夕の笹☆気になる由来とは?

そもそも、まず「七夕」という行事の由来はどうなっているのでしょうか?
これは、実はいつ、どのようにして始まった話なのかは、はっきりとは分からないのです。

ですが、遅くとも約2,000年前には、織姫と彦星の逸話はあったと言われています。
これは中国や東南アジアなどで語られてきた話であり、日本発祥というわけではないのです。

この七夕が日本に伝わってきたのは、今から約1,300年前。
奈良時代に唐から伝わったとされています。

最初は755年に宮中でイベントとして楽しまれたという話がありますが、実はこれより前から、7月7日の風習はあったようです。

天武天皇の時代から、七夕の夜には星空の下で相撲をとるというような楽しみ方がされてきたと言われています。

それから、今の七夕に通じる宮中での楽しみ方ですが、7色の針に5色の糸を通し、機織りの上達を祈ったり、歌を詠んだり、琴を置いて香炉を焚くことで芸の上達を願う、というようなものでした。

そんなお祭りの中の行事の1つとして、笹に飾りを付けるという方法も広まっていったのでしょう。

中国由来のイベントということを考えると、なんとなく「笹」が登場する意味も理解できるかもしれません。

七夕の笹☆どんな意味があるの?

中国から伝わり、日本でも形を変えながら楽しまれるようになった七夕。
では、笹にはどのような由来、意味があるのでしょうか?

まず笹となる「竹」ですが、これは中国では非常に神聖なものとして大切にされています。

竹は成長が早く、「生命力」のある植物として崇められ、葉には魔除けの力が宿るとされてきました。

そのため、中国では笹竹で厄除けをしたり神に祈りを捧げたりしてきたのです。
七夕にとっての「神」というのは、織姫・彦星。

この神へのささげものの目印という意味を込めて、神聖な笹竹が利用されたということが考えられます。

そしてこれが、日本に伝わり、時代と共に形を変えていくことで、今のような形になったのだと言えるでしょう。

日本でこのような笹飾りが一般的に行われるようになったのは、江戸時代になってからだと言われています。

七夕の笹☆イベント終了後はどうする?

せっかくキレイに飾った七夕の笹ですが、七夕が終わったら、処分しなければなりません。

では、どのようにすれば良いのでしょうか?

一昔前であれば、川などに流して処分という形を取る方がいらっしゃいました。
ですが、やはりこれは「河川を汚す」ということになるため、環境への配慮から、今では行われなくなっています。

そして、もう1つポピュラーな方法として挙げられるのは「燃やす」という方法です。
保育園や学校などで飾られていた笹は、運動場で燃やされたりすることが多いですね。

これには、「願い事を炎で浄化して天に届くように祈る」という意味も込められています。

ただし、火事に発展する恐れもあるので、個人で燃やすことはオススメできません。

それから、より安全で良い方法として挙げられるのが、神社に持っていくという方法です。

中にはこういった笹を焚き上げしてくれるところもあるので、1度近所の神社に問い合わせてみると良いですね。

まとめ

七夕の笹は、普段は何気なく飾っているかもしれません。
ですが、実はそこには様々な由来や意味があるものなのです。

織姫や彦星の話と一緒に、七夕に笹飾りが用いられるようになった由来なんかも語って聞かせれば、子どもたちと一緒に、より楽しい七夕を満喫できるかもしれませんね!

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