節分の豆まきの理由とは?由来や起源は!?正しい作法とは?

日本で親しまれている行事の1つに、節分があります。
鬼をやっつけるために豆まきをするというのが定番ですよね。
毎年、子供を中心に豆まきを楽しんでいるという家庭も多いのではないでしょうか?

そんな節分の豆まき、理由や起源は一体何なのか、気になってしまいますよね。
また、正しい作法についても知っておきたいところです。

そこで、そんな節分の豆まきに関する情報を紹介していきます。

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節分の豆まき☆理由は?

節分の豆まきの理由ですが、大抵の方は「鬼を追い払うため」「福を呼び込むため」といったイメージを持っているでしょう。
これはその通りですが、なぜそのために、豆がまかれるのか理由が知りたいですよね。

これは、日本では穀物や果実に邪気を払うパワーがあると昔から考えられてきたためです。
そのために、豆をまくことで、このパワーで「鬼」に象徴される「邪気」を払うことができると考えられてきたからなのですね。

ちなみに、この節分の豆まきの際には「炒った大豆」を使用します。
ではなぜ、炒った大豆なのかというのも知っておくべきポイントです。

これは、まず1つ目に「豆」という言葉と、鬼の目を意味する「魔目」とを掛け合わせたからです。
つまり鬼の目である魔目を炒ることで、邪気をやっつけようと考えたからなのですね。

それから、2つ目の理由が、陰陽五行説にある火と金との関係に着目したからです。
金属を溶かす火は、金に対して強く働きかけます。
そして、鬼は陰陽五行説で金になるので、これを火でやっつけるという意味で炒るようになったのです。

また、炒ることで大豆が目を出さないようにという意味も込められています。
邪気を払った後の豆から芽が出るのは縁起が悪いと考えられ、芽が出ない炒り大豆がまかれるようになったのですね。

節分の豆まきの起源とは?

様々な理由や意味が込められている節分の豆まき。
では、そんな節分の豆まきの起源というのは、どのようなものなのでしょうか?

実は、これが始まった起源というのは、非常に古く、平安時代の方違えと言われる行事の中で、「豆打ち」ということが行われていたのが起源とされています。 この時代には、節分の日には翌年の恵方にある家に宿を借りるという風習がありました。
そして、この風習が徐々に簡略され、家の中で恵方にある部屋に入る形になり、入る前に豆まきをすることで邪気を祓うようになったのです。

起源が平安時代にあるなんて、驚きですね!
豆まきは想像以上に歴史が古く、奥の深い行事なのです。

節分の豆まきの作法

節分の豆まきの作法について、正しく理解している人は意外と少ないかもしれません。
楽しみの1つとしてワイワイ行うのも良いですが、どうせなら正しい作法も知っておくと良いでしょう。

まず炒った豆を使用することが基本中の基本となります。
それから、「鬼は外!福は内!」など掛け声をかけながらまきますね。

実は、この豆をまく人というのは、主人やその年の干支生まれの人なのです。
もちろん、この部分は現代ではほぼ考えられておらず、家族みんなで楽しむのが一般的になってきています。

豆まきを行うのは、節分の日の夜になります。
夜に行うのは、鬼は夜に出てくると言われているためです。

まく順番は、玄関の内から外に向かって始めます。
次に各部屋の窓から外に向かって豆をまきます。
これらの時は掛け声は「鬼は外」ですね。

それから外に出て、玄関の外側から「福は内」と、家に向かって豆まきをします。
さらに家の各部屋を回り、入り口から部屋に向かい「福は内」をします。
できればトイレやお風呂まで豆まきしましょう。

これらをそれぞれ3回ずつ行うのが、正しい作法となっています。
1つ1つの豆まきを丁寧に行えば、邪気をしっかり祓うことができ、家に福を呼び込めるかもしれませんね。

まとめ

節分の豆まきの理由や起源、正しい作法など、このイベントは驚くほど奥が深いことが分かりますね。
意味や作法について、子供たちにお話ししながら豆まきを楽しんでみるのも良いでしょう。
今では家族で楽しむイベントの1つのような印象になっている豆まきですが、実は歴史が古く、昔から大切にされてきた風習なのですね。

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