体にできてしまうイボ。
場所によっては見た目が気になったり、どうしても触ってしまうものもありますよね。
そんな気になるイボの症状は、皮膚科を受診して治療するのが一般的です。
そこで行われる治療法の1つが、液体窒素で取る方法。
ですが、この治療法は、賛否両論なのが現実です。
特に痛いという評判はよく耳にしますよね。
では、イボを液体窒素で取ると、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
目次
イボ☆液体窒素による治療とは?
イボの治療を受けたことのない初心者が、「液体窒素で取る」と聞くと、どんな方法なのかイメージが湧きにくく、不安になってしまいますね。
この液体窒素というのは、なんとマイナス196℃にもなる非常に低温の液体です。
これがなぜ、イボ治療に使われるのかというと・・・
これはなかなかの荒療治にも感じられます。
綿棒などに含ませた液体窒素をイボのある部分に当てる方法で、激痛も伴います。
中には、スプレーする道具を用いてイボを凍結させる病院もあります。
こうして低温やけどを負わせることにより、その部分は壊死します。その後その下の皮膚が細胞分裂を開始し、キレイな皮膚が再生してくる、というわけです。
聞くだけでも痛いイメージがありますね。
イボ☆液体窒素で根本解決できる!?
液体窒素によるイボ治療が痛い治療であっても、しっかり治癒するのであれば、受ける価値はありますよね。
では、この方法でイボを根本から解消できるのでしょうか?
液体窒素自体には薬効のようなものは無いので、一見すると、ただの対症療法に思えてしまいますね。
ですが実は、この方法は繰り返し行うことにより、イボの根本的な部分に働きかけることも可能なのです。
最終的に、ここにあるイボの原因となるウイルスもやっつけることが可能となるのです。
イボを根本から解消できる有効な方法だからこそ、多くの皮膚科で取り入れられている、というわけですね。
イボ☆液体窒素のデメリット
イボを液体窒素で治療すると、根本から解消できる可能性が高いのに、どうしてデメリットがあると言われることが多いのでしょうか?
液体窒素での治療でイボが増える!?
その原因の1つとなっているのは、イボを増やしてしまう可能性があるからですね。
これは治療により増えるということではありません。
液体窒素による治療を受けた後の皮膚は、黒っぽくなったり、水泡ができたりします。
これは低温やけどの症状ですね。
この状態で、正しくケアし、完治させれば問題ないのですが、水泡を破いてしまったりすると、ウイルスが周囲の皮膚に広がる恐れがあります。
そして、結果的にイボを増やしてしまうことにもなるのです。
液体窒素をつけると痛いってきくけど・・・
また、イボを液体窒素で治療する際には、とにかく激しい痛みが伴います。
中には、治療の時だけでなく、その後しばらく痛い状態が継続してしまうという人もいます。
イボの完治を目指すなら、液体窒素による治療は何度も繰り返す必要があります。
1回では完治は厳しいと言われています。
そのため、痛みに何度も耐えなければならず、結局はそれが大きなストレスとなり、完治する前に治療を断念する人も少なくありません。
これらの点が、イボを液体窒素により治療する際のデメリットであると言えますね。
まとめ
イボ自体は良性のデキモノであることが多く、放置しても大きな問題にならないことがほとんどです。
だけどあまりにも、周囲の皮膚に広がってしまったり、皮膚症状が悪化してしまった場合には、治療が必要ですね。
液体窒素は、そんな治療の選択肢の1つです。
皮膚科の医師とよく相談しながら、痛い液体窒素以外の方法が無いかも探りながら、しっかり治療していくと良いですね。
子供の水いぼなどの場合には、医師によっては塗り薬を処方してくれる場合もあります。ストレスなく治療できる方法があるなら、そちらを選びたいですね。